逃げてよい!!
 
 児童・生徒・学生にとって、9月は新学期(二学期)です。この9月のはじめは、18歳以下の子どもの自殺が統計上で最も多いとされます。
 
 このことは各方面で話題にされ、対策や呼びかけがされています。対策としては、「チャイルドライン」や「子供SOSダイヤル」などの電話相談窓口。呼びかけとしては、不登校支援団体やNPO団体、また各種メディアを通した子どもに関わっている専門家からのメッセージなどです。
 
 教育評論家の尾木直樹氏が、9月1日の中日(東京)新聞で、次のようにメッセージを出して呼びかけています。
 
『一学期にいじめられたり、トラブルがあったりした子どもたちへ。今日、朝から頭痛がしたり、玄関で動けなくなったりしたら、学校へ行かなくていい。「緊急避難」してください。
 
 ここで学校に行かないのは、逃げではありません。災害と同じように、命を守るために避難する正しい行動です。学校へ行かないことに後ろめたさを感じる必要はありません。
 
 やましさを感じたとしても、命さえあれば後からなんとでも挽回できる。自分で命を落とすことだけは、してはいけません。(後略)』
 
 新学期の始まりを人知れず重く感じている子に対して、『ここで学校に行かないのは、逃げではない』という尾木氏のメッセージはとても大事なことを伝えていると思います。
 
 ただ、自分はやぶにらみなのか分かりませんが、『災害と同じように』の部分で「?」と思ってしまう。「?」が何なのか、説明できませんが・・・。
 
 竜頭蛇尾にて、すみません。