10月31日のハロウィン(英)アメリカではハロウィーンと言いますか・・
狐のような昭和生まれにはイマイチ・ピンと来なかったんですが、
バレンタインデーや、節分の巻き寿司みたいに、恒例行事が
増えてきましたね。
元々はアイルランドやスコットランドのお話で、
かぼちゃではなく、カブでした。
(そういえば、「ハウルの動く城」にカブの案山子がでてきたな・・)
このお話がアメリカに伝わった時・馴染みのないカブの代わりに
カボチャになりました。
本来は悪霊から身を守る宗教的な風習・であるのですが、
今では公認のコスプレ祭といった感じでしょうか・・。
カブのランタン・・怖いな・・
「ジャック・オーランタン」というのが、本来のお話なのですが、
生前の行いが悪かったジャックは、悪魔に魂を取られそうに
なります。
観念して死ぬ前にもう一度美味しいお酒が飲みたいと
悪魔に懇願して、悪魔にお酒を買う「お金」になってもらい、
そのまま十字架に縛り付け・財布の中に閉じ込めてしまいます。
そして悪魔に10年は魂を取らないという約束をさせ、解放します。
10年後・ジャックは再び悪魔を騙して、魂は取らないという約束を
してしまいます。
やがて寿命の尽きたジャックは行いの悪さから、天国へは行けず
地獄へ行くと例の悪魔から、お前の魂は受け入れられないと・
言われてしまいます。
悪魔からもらった灯をたよりに生と死の境界を彷徨う事になった
ジャックは灯を消してしまわないように、カブをくり抜いて・
ランタンにして今も彷徨っているというのがこのお話です。
(だからカルシファー(悪魔)は約束はしないんだ・)と納得。
~やはり、悪霊や悪魔が怖い存在でも、最後に一番悪いのは
人間なんですね。
言い伝えや宗教などのたぐいは、風習などから人間への
戒めなんだなと思います。