ある日、どこかの界隈で
連載『ママ友の過剰接待』
↓次の話↓
ビイタくんは月に数回我が家に遊びに来るようになった。
発端こそエイジだったけれど、今ではビイタくんから声をかけてくれることも多い。それがとても嬉しい。
反面、ビイタくんから声をかけられなくなったら・・・エイジと遊んでくれなくなったらどうしよう、という不安もあった。
同じ幼稚園の子でも、少しづつエイジと距離を置く子も出てきた。
エイジが何かしたわけではないけど、子供なりに感じるところがあるのだと思う。
―――ビイタくんがそうなるのが怖い。
だから、家に来るのが楽しいと思えるように
快適に快適に····もてなさなきゃと思ったの。
時には実生活よりビイタくんを優先することもあったけど、この頃の私はそれが当たり前だと思っていたし、それに疑問を抱くこともなかったんだ。