母は、認知症の病院と内科クリニックの

2つの病院にかかっていて

それぞれ、病院近くの別の薬局で

薬を出してもらっています。

 

先日、内科クリニックの薬局から

私あてに電話がありました。

 

『毎月月初にお見えになるお母さまが

9月は月初と月末に来られて

10月に入ってからまた来られたので

ほぼ2週間間隔になっているのですが

お薬の管理は大丈夫でしょうか?』

 

昨年末、薬が処方通りに飲めなくなり

薬局に相談に行きました↓

 

その後、またまた薬局のお世話になりました↓

 

そのとき、私の連絡先を残しておいたので

わざわざ電話をくれたようです。

 

実家で薬の確認をすると

2ヶ月分くらいの薬が残っていましたガーン

 

しかし、本人に確認すると

『薬はちゃんと飲めている!

自分で管理できている!』

と言い張りますショボーン

 

でもね、ケアマネさんとも相談し

認知症の病院と内科クリニックの薬を

同じ薬局から出してもらい

薬の管理を一元化しよう!

ということになりました。

 

母には、

この病院はこの薬局じゃなければいけない

という固定観念があるので

前に薬局の一元化の話をしたときは

拒否の姿勢が見えました。

 

なので改めて

患者は自分で薬局を選んでいいこと、

精神科の隣にある薬局は

常に混んでいて時間がかかること、

近所の薬局の薬剤師さんが

とても親切なことなどを話し

再度一元化を勧めました。

 

この話が理解できたかわからないけれど

母が、『それでいい』と言ったので

気が変わらないうちに!

と、近所の薬局に行きお薬手帳を見せて

来月から精神科の分もお世話になるので

薬を用意しておいてほしいことを伝えました。

 

いつも担当してくれる薬剤師さん、

『では、来月来るときに

おうちにある内科と精神科のお薬を

残っている分、全部持ってきてください。

詰め直してお渡しします!』

と言ってくれました。

 

あぁ、やはりあなたは神薬剤師さんおねがい

 

さらに、認知症で精神科にかかっている母は

「自立支援医療制度」

で医療費減額を受けています。

この自立支援医療制度は

病院と薬局名を登録してあるので

そのまま市役所に行き

薬局の変更手続きをしました。

 

この手続きは、

私が一人で行ってもできたのですが

これまでの経験から、後になって母が

『娘が勝手に薬局を変えたむかっ

と言いかねないので

母を連れて行き、署名の欄だけ

自筆で書いてもらいました。

(署名以外は私が書いたんだけどね。

母、もう自分の年齢もわからなくなっていました汗

 

あぁ、これだけで達成

 

そして本日、 無事に

薬局の一元化ミッションを遂行しましたOK

 

朝、実家に母を迎えに行き

『今日から精神科のお薬も

近所の薬局からもらうからね。』

と伝え、実家にあった

精神科と内科クリニックの薬を

すべて車に乗せました。

 

すると母は、不満気な口調で

『(精神科の)病院と

(今まで利用していた)薬局に

話は通してあるの?

どっちも、それでいいって言ってるの?』

と聞いてくる。

 

『お母さん、薬局を変えるのに

病院の了承はいらないし、

薬局は自分で選んでいいんだよ。』

と答える。

この問答を朝から数回繰り返しうずまき

 

精神科の受診後、

薬局に処方箋と実家にあった

精神科と内科の大量の薬の束を渡しました。

 

事前にお薬手帳を見せて

薬の準備をしてもらっているし

今日行くことも伝えてあったので

店頭で母の名前を伝えただけで

薬局とのやり取りはスムーズOK

 

初回なので時間がかかるだろうと思い

1時間後に戻ってくることにして

その間、母と近所のスーパーでお買い物。

 

1時間後に薬局に行くと

精神科と内科のお薬が

飲むタイミングごとに一包にまとめられ

日付と「朝」「夕」「朝と夕」「寝る前」と

印字されていました。

 

今回持ち込んだ内科の薬は

飲み忘れなどで古い日付のものもあり

残量はバラバラでしたが

すべて今日から一ヶ月分にまとめ直して

いただきました。

 

数が合わない薬に関しては

主治医に連絡して

次回の処方量を調整していただけるそうです。

 

そんなこともしていただけるのですかっ!?

ありがたすぎて、申し訳なさすぎる笑い泣き

 

そして、「かかりつけ薬剤師」

という制度があるらしく

この薬局の神薬剤師さんに

母の「かかりつけ薬剤師」に

なっていただくことにしました。

 

同意書に記入しました。

そこには薬剤師さんの出身大学や

資格や経歴も書かれていました。

「かかりつけ薬剤師」を指名すると

「かかりつけ薬剤師指導料」なるものが

発生するようですが

ここまでやっていただいて

数十円の負担なら問題ありません!

 

それに、この神薬剤師さん、

すでに母のケアマネさんと連絡を取り合って

薬の管理について話をしてくれていました。

 

認知症のせいなのか

他人への労りや感謝といった感情が

希薄になっている母に、

『ケアマネさんもヘルパーさんも

薬局の人も、みんなお母さんのために

一生懸命やってくれてるんだよ。

ありがたいね。』

と話しました。

 

母は少し涙ぐみながら

『そうだね。ありがたいね。』

と言っていました。

 

でも、この気持ちも、

すぐに忘れちゃうのかな。

なんか、切ないなぁ汗