真理の羽根◆048/アンズー | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

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《真理の羽根》

 

ときに天使が神になりすますことがある。

翼の裏に本当の心を秘め隠して。

 

ときに悪魔が神になりすますこともある。

その翼を豪奢な衣の下に押し隠して。

 

全ての天使が善き言葉のみを告げるとは限らず

全ての悪魔が悪ゆえの悪だとは限らず

 

では我らは何を信じるべきか

 

 

 

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048‐アンズー

静かな裏切りの祈り

 

 

問いかける

己の身に刃が向いていないか
他者に刃を向けていないか

自ら向けているのか
他者によって向けられているのか

 

 

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メソポタミアで信仰された、聖なる鳥アンズーは、風、霧、霞などの神格化とされる。

いつしか山の神に反逆した怪鳥とされ、神々に退治される魔物になった。

 

風や水(雨、霧、霞)の神であったなら、時折起こる暴風雨は山々を容赦なくえぐっていくものなので

「山の神に刃を向けた怪物」になったのだろうかと思う。

 

悪意のやいばはたやすく向けられてしまうし、向けてしまうもの

 

無意識ででも、そういうことをしていないだろうかと

我が身を振り返るのも大切なことで

 

向けられる敵意の分析と

向けられた敵意をどうそらすか受けるか

 

向けてしまった敵意をどうするか

 

いつでも我が身に問いかけることを忘れない。

 

 

 

 

(文/ソルト)