真理の羽根◇017/メタトロン | そるてぃーあひるっ!(いととえん・むすび)

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神仏・精霊・森羅万象。多彩な色彩。多様な生命。円となって繋がり広がる縁。縁のもとに結ばれた糸(=意図)と会う。糸+会=絵。
あらゆる縁の意図(=糸)が絡み合って生じる、そんな絵を描いていきたい。

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耳の聴こえない絵描き

ソルト/Shiori Ueda

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《真理の羽根》

 

ときに天使が神になりすますことがある。

翼の裏に本当の心を秘め隠して。

 

ときに悪魔が神になりすますこともある。

その翼を豪奢な衣の下に押し隠して。

 

全ての天使が善き言葉のみを告げるとは限らず

全ての悪魔が悪ゆえの悪だとは限らず

 

では我らは何を信じるべきか

 

 

 

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017‐メタトロン

神の冠を掲げる王

 

 

正しい道を進むことが正しいとは限らなく

神の言葉もまた正しいとも限らなく

 

それが正しいと

何をもって証明するのだろうか

 

自ら選ぶその道を信じるしかない

 

 

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メタトロンは、「神の玉座に座る者」と言われ、神そのものとして扱われることもある。

 

何をもって神と認定するのか実は定かではなく

姿も分からず、「神の成したこと」が伝わるのみ。

 

神のことばも預言者たちを通して伝えられ

そのことばの真偽も預言者たちが決めている。

 

巨大な身体に無数の目、三十六対の翼を持ち、炎の柱として描かれるメタトロンの異様な姿は、見る者によって変わるのだろう。

 

神であるのか、天使か、悪魔か、怪物か。

 

 

 

 

 

 

(文/ソルト)