受講生の皆様、お疲れ様です
勉強のペースが掴めてきたという人も多いかと思います
日々の勉強
それぞれのペースはあると思うので今日はその先の話しを
日々勉強を進めていくのですが、どうしても勉強を続けるのがキツイ日はやってきます
そんなとき、何もしないまま終わるのは勿体ないので、何かしら手をつける
何をするかというと、普段の勉強に比べて負荷の弱い勉強を行います
例えば既に済んでしまっている科目の、間違えたことのない問題だけ解き直す
まだ理解出来ていない範囲の、複数回間違えてしまっている問題を解いたりするのが負荷の強い勉強です。そのような勉強はキツイときには出来ません。無理をするとクラッシュします
またインプットも同じように負荷の弱い勉強を行います。既に済んでしまっている範囲のインプット教材を、例えば平仮名だけ斜め読みする
既に理解している範囲なら、平仮名だけ読んでいても大筋は理解出来るはずです。理解出来ない、つっかえる所だけ注意して読み進める
平仮名だけ読むことはちょっとした速読のテクニックですので、読むスピードも上がり、少ない時間でもとりあえずある程度の量をこなせますので精神衛生上も好ましいといえるでしょう
以上が、負荷の弱い勉強を行うときやその方法。ここから先が負荷の強い勉強
特に学習経験者の方は、本試験に向けて負荷の強い勉強を行ってみましょう。勉強時間の取れないときや、コンディションの悪いときは負荷の弱い勉強で勿論構いません
例えば、今までインプット教材を読んでから該当範囲の問題を解いていたとします。これを逆にして問題を解いてから該当範囲のインプット教材を読んでみる
本試験時には「忘れかかってるけどなんとか答えられた」という感じで得点を重ねなければならないこともありますので、その訓練にもなります
また、授業でも言いましたが、「連続◯問正解するまで寝ない」なども負荷の強い勉強です。間違えたら最初からやり直しということもプレッシャーとなりますので
その他、今までだったら「今日はここまで」とやめていた所であと何問か追加して解いてみたり、科目別答練の前に1時間ほど問題を解き続けてから受講してみたり、絶対に本試験時よりもうるさいであろう場所で問題を解いたり、色々なやり方があるかと思います
スポーツの世界では、本番よりも強い負荷をかけて練習することは寧ろ当たり前です
酸素の薄い所で合宿するマラソン選手
男子の選手と練習するバレーや卓球の女子選手
などなど実際の本番よりも強い負荷をかけて試合に臨みます
あるボクシングの選手が、世界挑戦するときに「あとたった15ラウンドだから」という趣旨の話しをしていたことがあります
世界チャンピオンと15ラウンドやるって凄いことだと思いますが、それが「あとたった」といえるだけの努力ってどれほどのものなのでしょうか
行政書士試験でいえば、「あとたった3時間・60問解くだけだから」といえるだけの勉強をして臨めるか
私が行政書士試験を受けたときには、直前期の答練で点が取れるようになったら、自分で用意した答練の問題を解いてから予備校の答練を受けていました
3時間・60問の答練を自分で解いてから、さらに予備校で同じような答練を受ける
野球で言うと、2試合行うダブルヘッダーみたいなものなので、なにより頭が疲れるのです。その日2回目、予備校で受けているときは集中力が持続せず、問題文が頭に入ってこなくて苦労したものです
これにどれだけ効果があったかは分かりませんが、本試験のときの感覚はその日2回目、予備校で答練を解いているときの感覚に近かったです。視線が滑って頭に文章が入りにくい
また、その日2回目、予備校で受けた答練でも合格点が取れたときには「ここまでやれば受かるだろ」と自信にもなりました
なにより本試験当日、「今日はたった60問だ」と思って受けることが出来ました
ここまでやるかどうかはともかく、本試験のときよりも負荷が強くなるような勉強も挟みつつ本試験に備えしょう
では今回はここまでとします。お疲れ様でした。