受講生の皆様、お疲れ様です。
今日も民法の勉強について。
民法は最後までいかないとわからない
場面を想定して具体的に考える
などということは何度も言ってきていると思います。
その際に気を付けてほしいことがあります。
初学者の方は、その場面の決着だけ考えること
学習経験者の方はその後のことも考えてみること
例えば、民法一回目で制限行為能力者を扱いました。主な話はどんなときなら取り消せるのか、ということだったと思います。
では、取消した後はどうなるのか
ということはこの範囲では触れていません。詳しくは4回講義の取り消しのところ。原状回復義務と絡みます。
このことを一回目で学ぶことは出来ません。よって、一回目のところでは取り消せるかどうかという点までで止めておかないといけません。
では、原状回復義務があるのに、一方が返さなかったらどうなるのか
そんなことも、4回講義では触れていません。よって、4回講義では一回目の講義内容と4回目の講義内容までで止めておかないといけません。
民法は特に、「こうなったらどうなるんだろう」と考えだすと止まらなくなります。いくらでも場面が設定出来るので。
よって、初学者の方はその論点とそれまでの論点で答えが出せるところまでで止めておかないといけません。
学習経験者の方、特に森永クラス2年目の方は、当該論点だけでなく全体像まで思い浮かぶか確認しましょう。
これも、やりだすときりがないので時間制限をつけること。そして、私が喋っていた講義内容で導けるところまででやめること。最後に、それでも悩むものが出てきたら、「そんな問題出ていたか」という点から判断し、出題されないだろうなというところにはそれ以上時間をかけない。
理解は深めつつ、点にならないことは極力しない
というスタンスで受講や勉強に励みましょう。
では今回はここまでとします。お疲れ様でした。