TAC行政書士講座 憲法①② ミニテスト講評 | 森永の小部屋 

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受講生の皆様、お疲れ様です。


今日は憲法①②のミニテストを実施しました。ということで、簡単な講評などを。


まず、「時間が足りない」と思った方もいらっしゃると思いますので、そのあたりから。


時間が足りない


という悩みの大半は知識を出力するスピードの向上で解決できます。


一回目の講義で言いましたが、抽象的な文章を自ら具体化し納得する。これが大切です。


最初は時間がかかります。ここで暗記に走るのではなく、勉強の回数を増やし、スピードを高める。それが出来れば、問題を解くスピードは上がります。


そして、普段から急いで読むことを意識する。ゆっくり読むのではなく、1.2倍速くらいのイメージで読むようにしましょう。今から意識すると来年秋には読むスピードが上がっています。


次に、問題を解く際に意識することを。


①誤っている箇所を探す

正しいものはどれか、という問題でも、各肢の誤っている所を探す。何処か怪しい所はないかと注意しつつ読みます。

正しい肢を「正しい」と現場で判断するためには全ての文章が正しいと判断できなければいけません。普通は、スッキリ判断できない箇所があります。そこで時間をかけたり、無理矢理断定してはいけません。

基本的な姿勢としては、全ての肢で誤っている箇所を探します。何処か一つでも誤っている所があれば、それは誤りの肢になる。全ての肢をこのように処理した後に、残っている肢が正しい肢と判断します。


②強弱をつけて読む

全ての文章を同じ力量で読んではいけません。何処に特に注意しつつ読めばいいのか。そのピントが合ってくると、解く作業にそこまで疲れることもなく、解く時間も短くなってきます。


憲法① ミニテスト

問題1

憲法総論から、と柱書にある。インプット教材のあの辺りからくるのか、ポイントとしてはあんなのがあったなと思い浮かべながら解くことができる人は早く解くことが出来る。出力すべき知識をある程度準備しつつ解けるので。ということで、体系は大事


肢ア

積極・消極の順序に注意すべき、とあったはず。注意すべき箇所はここであり、そこに特に注意しながら検討出来れば

肢イ

あまり時間かけない。明確に誤っている箇所が見つけられないなら保留し先へ

肢ウ

国民に注意すべきだったはず。これで答え出た。

その他の肢に明確に誤っている箇所なければ次へ。どちらも解説はしていた内容


問題2

細かいのでそこまで気にしなくても。イは判断してほしい。これで三択。組合せを使って候補を絞り、一番判断しやすいものから切り崩す。アやウで判断できなくても時間をかけ過ぎずエも見る。ここまでやって、一番判断しやすいものから。エは前後の文脈から排除か尊重か選べるのではないか


問題3

肢1は後日深める話し。とりあえずスキップ

肢2.3は判断出来るはず。明確に誤っている箇所ないならドンドン先へ

肢4は外国人に保障されるもの、されないものをキーワードを使って説明していました。落ち着いて治安維持というキーワードから

肢5は原則と例外を整理し押さえられていれば。明確に誤っている箇所ないなら答えは4となる


問題4

肢1.2は後日深める話し。とりあえずスキップ

肢3はそれが出来るのか、それとも出来ないのかという判断出来れば

肢4は講義聞いていれば場面描けるはず

肢5は復習問題に似たようなものあったのではないか。肢3と同じく、それが出来るのかどうかというところかれ判断出来れば


問題5

どちらかというとAを判断して組合せ使って解くのかな、という印象です。A入れられなかった方は復習でしっかり押さえましょう



憲法② ミニテスト

問題1

柱書読んで、「あのへんの話しか」と知識を思い出しつつ解ければ早く解ける


肢1は特に否定すべき所もないかな、というのとで保留し先に進む

肢2はやや判断しづらいが、憲法を「公法、私法を通じて」と言ってる。公法の領域ではこう使う、私法の領域ではこう使うと分けていたのではないか

肢3.4は採用の場面。だったらどっちに有利だったのか

肢5は間接適用説がどのようなものなのか、私が日産自動車の判例を使って説明していた内容を思い出せれば


問題2

肢1.2ともにがっつり喋ってますが、明確に否定すべき箇所がないので保留しつつ先に進みます

肢3はおかしい。外国人にも保障やったはず

肢4.5は明確に否定すべき箇所がない。そんなことよりも、同じ前科の公表なのに何故このように処理が分かれるのか。講義の内容思い出せればOK


問題3

アは「直ちに」おかしい

イは一定の日数OKやったはず

ウ、エは明確に否定すべき箇所がないので保留

オは選挙自体をなどと言っている点が明確におかしい


問題4

とりあえずウが判断出来れば。これで三択。あとは勉強が進めばエやイが判断出来るようになってきます。イのようなフレーズ、今日も所々出てきていたのではないか。判例のパターンがわかってくるとピントがあってきます


問題5

Bは入れやすいはず。これで答えが出る。3要件がパッと出て来るようになるとどのような問題でも対応出来るようになってきます


とりあえずはこんな感じでしょうか。復習に役立てて頂ければ幸いです。