受講生の皆様、お疲れ様です。
昔から、人知れず趣味としていることがあるのですが、それは「ドラフト会議」です。
プロ野球に入団するには、基本的にこのドラフト会議に指名されなければいけません。
年に一度行われ、今年は10月26日に行われます。
高校生〜社会人のアマチュア選手が指名されていくわけですが、その選手達をマークし、確認し、誰がどの球団に指名されるのかを見守る。
驚くことに、そんな人達がいるのですが私も20年以上そんなことをしています。
森友哉
という選手がいます。初めて彼のバッティングを見たときには衝撃を受けました。
こんな選手がいるのかと。
しかし、森選手は身長が低く、そこまでプロの評価は高くなかったので、1位指名はされましたがそれほど注目されませんでした。
この選手は果たしてプロの場で通用するのか
ということをプロ入団後にも追い、自分の評価が正しかったのかどうか確認する。
そして、数年経って答え合わせが出るわけです。その結果を踏まえて、その選手のアマチュア時代の映像を見返し、今後の判断の糧とする。
驚くことに、そんなことをしている人達がいるのです。私もしています。
そんなこんなで、今年もアマチュア選手を見倒してきて、注目すべき選手は洗い出したのですが、そんなことはどうでもよく、今日はあるスカウトが言っていたことを書こうかと思います。前フリ長すぎですが。
さて、プロのスカウト達は、当然各選手を徹底的に観察するのですが、あるスカウトは結果だけではなく、失敗した後の行動を見ていると言っていました。
ボテボテのゴロを打ったあとの走る様子、エラーした後の守備機会などなど。
その方曰く、起こった事実は変えられないが、その後の行動は変えられる。野球は失敗が付き物と言えるスポーツで、年間を通して試合を多くこなすプロは調子の悪い時や、上手く行かない時のほうが多い。よって、悪い時の姿が大事になるという趣旨のことを仰ってました。
現在、行政書士試験の受験生は答練シーズンです。
大事なことは、上手く行かなかった時にどう過ごしているか、という点です。
どうしても点数に目が行きます。
しかし、悩んだ挙げ句に選んだ肢がたまたま当たったときほど怖いのです。不完全なのに見過ごされがちですから。
よって、考えようによっては間違えてキッチリ復習しているほうが合格可能性が高まるのです。
取った点数は変えられませんが、そこから先の行動は変えられます。
なるべくプラスに物事を捉え、やるべき行動をとっていきましょう。
では今回はここまでとします。お疲れ様でした。