受講生の皆様、お疲れ様です
試験とは、試験サイドが望んでいる人間になれれば、合格することができます
「試験サイドが望んでいる人間」とはどのような人なのか
この点は、過去問を分析することで見えてきます
受験界には、「過去問は二度と出ないから解かなくてもいい」という講師もいらっしゃるようで、たまにそのようなことも耳にしたりします
私個人の見解としましては、過去問抜きに試験対策をすることは、この試験ではありえません
過去問が問われることは、もちろんあります。それは、過去問を本試験と照らし合わせばわかることです
次に、過去問で問われている知識の深さを掴みます。どの程度の細かさなのか、把握することができますし、それを勉強に生かさなければいけません
ここから少し脱線しますが、私の経験を書きましょう
私がある試験を勉強していた頃の話です。行政書士試験の頃の話ではないですし、どの試験かは言いません。その試験でも、受験界では、「過去問では合格しない」などと言われていて、予備校が作成する問題である予想問を中心に学習している受験生が多かったように思います
しかし、私は過去問を自分で検証し、予備校が作る予想問は明らかに細かすぎると判断しました。一部の科目を除き、テキストと過去問をだけを潰し、結果的には余裕を持って合格点を確保するレベルになれました
過去問で問われるレベルの深さを把握する。そして、そのレベルの深さの知識をテキストでも埋めていくという作業を継続することで、「必要以上に」予想問を解く必用がなくなるわけです
このようなことは、過去問を丸暗記するような勉強をしている人にはできません。単に「その問題の答え」を覚える作業を継続しても、「その問題がそのまま出題」されない限り得点能力は上がりません
本試験を正しく分析し、そこで求められる能力を身に着ける努力を継続することで、得点能力は確実に上がります
ピントが合わない勉強をしている人は、得点能力が上がりません
努力に比例して、得点が伸びない人は、ピントを合わせる必要があります
行政書士試験の本試験では、300点を取ることは求められていません。180点取れば合格です。では、180点取るために、どの問題を取るべきなのか。そして、その問題を取るためには、テキスト・レジュメのどの知識をどの程度押さえている必要があるのか
特に受験経験者の方は強く意識しましょう。正しい方向で努力しない限り、点数は頭打ちとなります
敵を正確に知らない限り、適切な対処はできません。もう一度書きます。敵を正確に知らない限り、適切な対処はできません
さて、今日家にいて思い出したことを最後に書いていきましょう
確か私が小学生の低学年の頃、蜂に刺されたんですね
親戚の家に蜂の巣が出来ていたのです
それに対して、何を思ったのか私は水鉄砲片手に向かっていったんですね
親戚のために蜂の巣を除去したかったのか
はたまた、単に水鉄砲でやっつけてみたかっただけなのか
もはや何も覚えていませんが、水鉄砲で蜂の巣と蜂を撃ち落とそうと向かっていったことだけは事実なわけです
直後にボコボコにされましたから。蜂に
こんなバカな子供が講師をしているのですから不思議なものです
今日はこの話を書くことを先に決めていました。ここに繋げるために何かないか、と書いたのが上の話です
敵を正確に知らない限り、適切な対処はできない
過去問をこなすだけでなく、「その問題を解くために、どのような知識や能力が必要なのか」考える癖をつけましょう
では今回はここまで。お疲れ様でした。