ない | 森永の小部屋 

森永の小部屋 

主に教室受講生に対して書いているブログです。このブログはTACの公式見解ではなく、森永個人の主観に基づくものです。たまにどうでもいいことも書きます。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

受講生の皆様、お疲れ様です。

いよいよ、科目別答練の中でも難易度が高くなる、民法2回目の科目別答練が近づいてきました。

まだようやく民法の一回転目が終了したところで、全体的に雲を掴むような印象が拭えないとは思いますが、それはみんな同じです。

およそ試験と言われるものは、基本事項と応用事項が出題され、基本事項をしっかり取って、応用事項を少し取れば受かるように出来ています。

出る可能性の少ないようなものや、「こんなのが出たらどうしよう」などという架空や想像の問題に恐る必要はありません。そのようなことをしていると、基本も応用も落としてしまいます。

まずは、手持ちの教材の完全性を高めること。答えられない到達度確認シートの問題や、本試験レベル問題集の問題に一回でも多く取り組み、少しずつでも完全性を高めること。

だいたい解ける

ということは、試験において解けないということと同じです。

本試験を受けたらわかりますが、行政書士試験では、現実的に、本試験の現場でかくじに取ることが出来ない問題も出題されます。そうでないと、合格率が高くなりすぎるからです。

しかし、そうではない基本事項からの出題も当然存在します。

仮に、基本事項が7割、解けないレベルが3割の出題だとしたら、基本事項の問題を9割取らないと合格点に届かないこととなります。

基本事項とはいえ、緊張したなか、初見の問題を9割。取りこぼしは致命傷となります。基本で取れない人が応用で取り返すことは、普通は出来ないからです。

さて、皆さんは、手持ちの教材の正答率はどれくらいでしょうか?

8割は取れます

これでは当然、不完全です。手持ちの教材で8割しか取れない人が、初見の問題を9割取ることは誰が考えても難しいのではないでしょうか。

わたの講義では、本試験の8割程度は「基本講義でやった」と言えるように、範囲を広く扱っていますが、仮にそうなったとしても、基本事項8割のうち、8割は取らないと、受かるかどうかは運に左右される可能性が高くなります。

まずは、手持ちの教材の正答率95%を目指して学習を。

本試験レベル問題集や過去問集の択一式を、このレベルまで高め、到達度確認シートも、そこまで正確でなくても、95%くらいは答えられるようになれば、択一式も解けるし、記述もそれなりになるはずです。

よく、「これ以上、何を勉強したらいいんでしょうか」という質問も受けますが、そのような方のほとんどが、手持ちの教材でポロポロ間違えているという現実があります。

さて、時間がないですね。だからこそ一回いの勉強を集中し、少しでも多くの時間を勉強にあてること。最後まで諦めが悪くもがく人が受かりやすくなるはずです。

では今日はここまで。お疲れ様でした。