受講生の皆様、お疲れ様です。
今日は、昨日の昼講義で実施されたミニテストの講評を。12月生の方は、ネタバレとなる内容もありますので、後日見て頂ければいいでしょう。
問題1~4までの出来は良く、前回の講義を受けたのに間違えた方は、それが一問であっても要反省です。特に受験経験者の方は、本試験時の緊張感を知っているはずです。
「間違えられない」
と緊張感と戦いながらでも、取るべき問題を取らないと合格はできません。普段のミニテストでは、択一を一問も間違えることはできない、と緊張感をもって受講しましょう。それが来年の試験対策になりますし、実際、落としても許されるような問題は通常ミニテストにはありません。
問題5はやや正確性を欠く記述もありましたが、おおよそのキーワードが入れられていればそこまで気にしなくてもいいでしょう。
問題1
肢2~5は基礎知識。特に肢5は強調していた、典型的なひっかけパターンですね。肢1はやや細かい内容ですが、肢2~5の基礎知識が固まっていれば回答に影響はない。とはいっても「公法・私法を通じて」とするフレーズは、レジュメの図が頭に入っていれば判断可能かと
問題2
全て基礎知識と言っていい問題ですね。敢えて言うとするならば、それぞれの判例の思考の流れが押さえられているかどうか。例えば、外国人指紋押捺では
外国人に、指紋押捺を強制されない自由は?
↓
保障
↓では、指紋押捺制度は合憲?
合憲(公共の福祉による制約)
という感じでしょうか。最初の部分を聞いているのが肢2。後半を聞いているのが肢4ですね。単に結論を押さえるだけでなく、各判例の思考の流れが追えるように復習しましょう
問題3
全て基礎知識と言っていいでしょう。講義で言ったように、違憲判決は、出てきたものを確実に押さえていきましょう。
問題4
行政法の学習が終われば、エは判断できます。また、憲法の学習が進めば、違憲判決に良くでてくるフレーズや、合憲判決によく出てくるフレーズというものがわかってきます。最後に、前後の文脈からベターなものを選択することも可能。例えば、本文後半にあるように、「結果について、・・・目的との間において」と、わざわざ「間に」と言っているわけですから、安定性よりは関連性かな、と判断できます。ちなみに、正答率は85%。その他の問題(問題1~3)も正答率85%以上で、前回のミニテストの問題1~4は正答率100%でした。
問題5
重要な三要件。いつでも答えられるくらいの復習が必要であり、記述式とはいえ書いてほしい問題です
では今日はここまで。お疲れ様でした。