ミニテスト 民法④ 講評 | 森永の小部屋 

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受験生の皆様、お疲れ様です。


今日は3月生の民法②③がありました。10~2月生の方も、重複受講はできますので、必要であればご利用ください。


今日はミニテストの講評です。


民法4回目のミニテストですが、いつも通り択一式の出来は非常に良かったです。


記述式は全体的には良くできていましたが、細かいミスをする方が多かったように思います。


①「所有」と「占有」


占有の意思を持って、という答案や、20年間所有する、という表現がありました。どっちがどっちなのか今一度要確認です。


②平穏か平然か


これもどちらがどっちなのか要確認です。たまたま答案はちゃんと書けていても、今どっちがどっちなのかわからないのであれば必ず確認してください。


③意思と意志


これは間違えてはいけません。当然に講義でも説明しておりますので、どちらがどっちかは必ず正確にに押さえましょう。


④条文等の表現そのまま


たとえば、「他人の物を占有」とするよりは、「甲土地を占有」とするほうが、より事例に則した答案となります。また、本問では、悪意であることが問題文から明白ですので、「善意無過失なら10年」等という表現は不要です。


⑤問題文にマッチしていない


「甲土地を占有」であるのであり、「甲の土地を占有」とすると事実関係が異なってしまいます。


⑥他の論点での表現を使う


いつも講義でも言っていますが、どの項目でどのようなキーワードが出てくるのか、ということを意識しながら勉強を進めましょう。たとえば、「使用収益」等の表現は書くべきではありません。


細かいミスは、間違えてみなければ気がつかないことがほとんどです。間違えて落ち込むのではなく、普段の勉強で押さえきれていなかった所に気づけたことを喜び、今後の復習でより正確な知識へと高めていきましょう。


ということで、今日の話はここまでです。ではまた明日。