XELOX+アバスチン療法35クール目の13日目。 

 

(だいぶ前に)あけました、おめでとうございます。

と、いまさらいうのもなんですが、お約束なんで。

 

では、今年も頑張って参りましょうか。

 

きららさんちのブログで何らかの原因で血糖値の上昇が見られたが、原因が菊芋でなければいいがというのがありまして。詳細はこちら「きららの人生笑ったもん勝ち〜闘病11年目で再発14回!!食事療法ケトン食で脂肪肉腫と戦います〜 新年会

この回に血糖値50スパイクと!

これは確かに怖いですね。

 

というわけで、菊芋買い込んだ手前(注文が来たところは報告してないけど箱一つあります)これは検証するべきかと。

 

まず、菊芋が血糖値を上げないのではないかというのは、こちらの情報など結構あります。

糖尿病に対する糖質制限の先駆者、実践者のえべちんのぶろぐ。(勝手な呼称で呼ぶなって)

ドクター江部の糖尿病徒然日記  菊芋と血糖値とイヌリン。


菊芋について、血糖値が上昇するか否かを考察してみます。

五訂日本食品標準成分表によると、

・菊芋100g:35kcal
・タンパク質 :1.9g
・脂質:0.2g
・糖質:13.1 ほとんどがイヌリン
・食物繊維:2.0
・水分:81.2g
ほとんどイヌリンかあ、ふ~ん。とその時はあまり疑問にも思ってなかった。
論より証拠ということで、私自身がイヌリンの粉を20g摂取して、人体実験しました。

2014年9月25日(木)

・午後6時、空腹時血糖値:124mg/dl 
 イヌリンを20gお湯に溶いて摂取。

・午後6:30、摂取30分後:119mg/dl

・午後7時、摂取1時間後:119mg/dl

従いまして、イヌリンは糖質制限OK食材です。

菊芋も含まれている糖質のほとんどがイヌリンなので、血糖値はほぼ上昇せず、糖質制限OK食材と言えます。
改めてみると、この検証はイヌリンで見ている。私も普段はイヌリンで食物繊維を摂っているので、キクイモとしてはノーマークだったが、これキクイモの糖質がすべてイヌリンかということを考えると、ちょっと疑問。
 
だって、天然物やし。
完全にイヌリンだけかというとほんまかとも。
 
糖尿病の糖質制限量がケトン食より多少上限が上という点から、えべちんのカテゴリーなら無視できるのかもしれないが、こちらはそうもいかず。
 
で、データをさぐっていたら出てきたのがこちら。
 
では、キクイモについて復習。
キクイモとは、キク科ヒマワリ属多年草で、でんぷんではない。
2~3mの高さに成長。日本にはペリー来航時の1880年代に伝わり、
第2次大戦中・戦後日本人を飢餓から救った。
主成分は多糖類水溶性食物繊維のイヌリンが60%
水分があるなかでのイヌリン量は60%かな。残りが水か他の何かか糖かはわからない。
と、以下のようなキクイモ単独での組成があり
イヌリン60.0% 灰分10.3% 繊維10.0% ショ糖8.0% たんぱく質5.9% 果糖2.7% 脂肪1.8%水分0.8% ブドウ糖0.5%
ショ糖いるやんか。
(そして、さっきの60%は乾燥重量か。)
 
ブドウ糖と果糖と合わせて、イヌリン60に対して11.2、ただし、これは乾燥重量に対してなので、水分がある生イヌリンに対してだと、えと、えべちんの糖質13.1を糖とイヌリン混合物にすると、そのうちの11.2/(60+11.2)≒2.1%程度は入っているということなのではないか?(食物繊維の扱いが微妙だが)
まあ、少ない方といえるが、全くなしというわけではないなと。
 
論より証拠、個人差、いも自体の品種差、個体差もあるということを前提に、あくまでも私のデータ(ケトンが崩れて、糖新生がつよいのだが)ということですが、測ってみた。
 
まず、昼は会社の社食、ご飯は食べてないが、若干甘いタレのかかった豚肉生姜焼きっぽいものとわかめスープ、野菜炒めなどをいただく。糖質量は30g弱。
ここから糖質を摂らず夜まで引っ張る。
(ここで失敗したのは油をきらしていたので、絶食になっていること。ケトンを意図するなら油を入れておくべきだったんだが。糖新生しているかなあ。)
さて、なんやかんやで仕事がてこずって、実験開始は結構遅くて21:50。うひー、いつまでかかるんだよ。
 
21:50 キクイモ200gをレンチンで蒸かして何もつけずに食べる。塩もマヨもつけない。
ぼりぼりそのまま。
結構甘い。
がイヌリンが甘いのでこれは糖質が入っている証拠にはならない。
 
喫食前

.

 

そのまま、何も採らずに30分後

 
1時間後
 
2時間後
 
うーん。血糖値高いなあ。糖新生つよいなあ。
油とってケトンの方へ移行させないとデータとしてどうかな。
というのはおいといて。
 
これをどうとるか。
 
93(0min)→88(30min)→91(60min)→100(120min)
 
1時間まで結構平坦、微妙に下がっているのだが、2時間でちょっと上がる。
キクイモ200gの糖質量は先の計算通りなら4.2g程度。
以前どこかで見たが5g以下だとケトンに影響が出ないというのがあったので、その伝によればこのちょっとの上昇は他の要因(糖新生)かもしれないが、超低GI値の食品の挙動なのかとも。
 
実際200gのキクイモというのは過剰摂取かもしれないし(4本)、普段の食べ方ならあまり影響がないかなという気がします。
 
まあ、あくまでも私の値なんで参考まで。
 
結局夕飯は深夜…。

 

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