峠道をえっちら、ほっちら登っていきます。
道の横の崖に、網がいくつもありました。これって、落石防止の網ですよね。こわっ。思わず足が速くなります。
満開の大きな桜の木が、道端にありました。
道はまだまだ上りです。でも、傾斜はそれほどでもない。雪が積もっていたら、スキーが自然に滑る程度の傾斜。
“いもじもどし”峠の大岩?何だろう。
これ・・・・・・・・
は、標識の下の石。ここから山へ登ったところにあるようです。帰ってから調べると、
これだそうです。15mの岩の上に、5mの岩がのっかっているとのこと。
やっぱり竹野は怒りのマークがシンボルのようです。こっち側が“いってらっしゃい”ということは、裏側は、
“おかえりなさい。”
海岸から3.5km歩いてきましたよ。この標識から、少し登ったところが、峠のてっぺん。
変わった名前でしょ。昔(鎌倉時代かな。)鋳物を作っていた人たちがここまで登って来た時に、大きな地震があったそうです。その揺れで、岩が落ちてきそうになり、怖くなって、戻ったという言い伝えから、この名前がついたようです。そして、道は、
トンネル。
車はあまり通らないので、トンネルの中で歌っていました。声が響いて気持ちいい。ちなみに、歌った歌は、ブロ友さんの同級生だったという大友ゆう子の“傷心”。あっ、あんまりメジャーじゃないかも。
トンネルをぬけると、そこは雪国ではなく、
城崎でした。そして道は、
ここから2車線。下り。
雨の後だったので、山からは水蒸気が立ち上っていました。動画だときれいだったかも。
ここも昔は林業が盛んだったのでしょう。でも、だんだん衰退していったのでしょうね。植林された木だけど、枝打ちも間伐もあまりされていないようでした。
木には苔が生えていました。
こんなところにも桜。植えられたのではなく、自然に生えたようです。
さて、ここで問題。
この木は何の木でしょう?????
正解は、桑の木。でも、ただの桑の木ではありません。
志賀直哉の“城崎にて”の中に出てくる桑の木です。なんて書いてますが、読んだことがないのでわかりません。
さて、峠を降ってきて、最初の建物。
何だ?倉庫かな。と、思っていたら、
なんと、神社でした。
でも、どう考えても、廃墟です。にもかかわらず、
手水はとても新しく、綺麗。
さらに進んで行くと、
トンネルから出てきた山陰本線の線路をまたぎました。架線がない。つまり、電車は走っていません。山陰本線は、城崎より西は、電化されていない。
さらに降りていくと、石碑を発見。
樹魂碑。これも林業と関係あるのかな。説明書きがなかったので、わかりませんが・・・・。そして、今度は、
しっかりとした建物。これは、城崎温泉の旅館で働く方の寮でした。この辺りから、道の真ん中に、
水の出る装置が・・・・。雪を溶かすための装置。雪国には定番ですよね。そしてマンホール。
城崎温泉が近づいてきました。
つづく