陶片遊びⅤ | 呑める器ならなんでも

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呑める器とお酒と美味しいものが好きです。

 こんばんは。連休も寒波の影響で、高速道路が通行止めになったりと、あいにくの
天気でした。春まだ遠くというところですね。

 今日紹介するのはこちらです。
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長径11.5㎝ 高3.3㎝
 唐津皮鯨小皿・・・・・・いや平盃です。あくまでも平盃です(笑)。
二十数年前に陶片で購入しました。当時始めたばかりの直しをしました。白い部分です。ポリパテで補修をして、そのままになっていました。
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 先日、片付けの最中に見つけて「おっ!こんなのもあったな。仕上しよう。」と
スイッチが入りました。パテの部分が二十数年の間に黄色く変色していました。
ペーパーで表面を研磨しました。パテの劣化もないようなので仕上をすることにしました。
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高台径4.2㎝
 土味がなんともいい雰囲気です。カリカリに焼けたクッキーみたいで美味しそうです(笑)。釉薬の暴れも風情があります。
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 仕上げてみました。銀直しのように見えますが、今回初めてのチャレンジで、
錫(すず)粉で仕上げてみました。銀直しでもよかったのですが、銀は時間が経つと黒く変色(硫化)します。直しの面積が大きいので、そこが黒くなると皮鯨の特徴が
消されてしまうかなと思い錫直しにしてみました。
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 本当は銀より錫の方が格段にお安い為というのは内緒です(笑)。
もう少し鉄釉が、はっきりとしていたら良かったのになあと思います。
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 20グラムで500円ぐらいでした。送料の方が高かったです。
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 今日の揃えです。堅手徳利、ビューター(錫)小皿、ビューターカップと並べてみました。錫も時間の経過とともに酸化して、銀ほどではないのですが黒っぽく変色してきます。今は、ちょっとメタリックな感じで違和感があります。
今後、どのように変わっていくか楽しみではあります。
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 深さがあるので(高さ3.3センチ)お酒を呑むのには問題ありません。
ただ径が11センチオーバーなので、どうでしょう。
やっぱり小皿ですね(笑)。

 それでは今日はこのへんで。