七つの習慣 スティーブン・R・コヴィー

 

ここから引用~

 

丸一日、自分が話す言葉に注意し、周りの人々の言葉も注意して聞いてみる。

「・・・でさえあったらなあ」

「できない」

「しなければならない」

というような反応的な言葉を何回使ったり聞いたりしただろうか?

 

~ここまで引用

 

反応を選ぶ

 

人間の言動の多くは、

外部からの刺激に対する反応で出来ている。

 

その反応を理性的な行動に変えたら

自分も周りも次には違う世界が見えたり

作り出すことができるのではないか。

 

介護生活の中で

父が短時間に何度もトイレに行くと言う。

母が自分の実家へ帰りたいと言う。

そのたびに私は

強い言葉と態度の反応を取ってしまう事が多い。

 

認知症だとわかっていても

繰り返す行動や要望に、

優しくとか寄り添うとかの、

介護の基本は間に合わない。

 

自分の時間を奪われたような気分と

毎日の繰り返しの無情さに

つい不快な感情を

言い方や行動でむき出しにしてしまう。

 

そういう反応に、

いくらすぐ忘れるとはいえ両親も、

そして私自身も傷つき疲弊してしまうのは

日の目を見るよりも明らかだ。

 

だからせめてその反応を、

嵐から風が吹き荒れるような、

山から火が吹き出るような、

荒々しいものではなく、

せめて淡々とこなすようにしていくことで

両親を、そして誰より自分をいたわりたい。

 

自分の影響の輪の中の反応を選べるのは、

今を生きている人間の特権だ。

 

明日から自分の反応を数えて

毎日一個ずつ 減らしていきたいと考えている

・・・いやせめて数えることだけはしていこう。