目的駅について歩きはじめてふと、気が付いた。
耳が・・・
耳に・・・
耳の・・・
!
そっと触ってみると、無い。
片方のイヤリングが無い。
Σ(・ω・;|||
やだー
朝 つけた時に、少し緩いかなって思ったのだった。
20mほどを引き返して、駅の改札口までうつむいて歩く。
ここには無いだろうって思いながら・・・
きっと電車の中だ。
もう前から無いのだと思えた。
(T▽T;)
むかーし、母に貰ったイヤリング。
20年前?
30年前?
え・・・?
姉は黒いもので、私は赤だった。
姉はピアスをするようになったから、使うことは無くなったけれど
わたしは、何かといえば、ピンポイントの赤をつけた。
少し、緩いかなぁ、、、って思ったのに、なぜ、付け直さなかったのか・・・
気落ちする。
好きだったイヤリング。
帰り道。
地元の駅についたら、朝 乗り込んだホームに行ってみようと思う。
もしなかったら駅員さんに聞いてみよう~
落とし物って届ける人がいるとも思えないけど・・・(_ _。)
人並みが改札口へ向かう中、反対側のホームへとまた、階段を上がった。
夕陽がホームの人にさしている。
奥のベンチへと急いでいくと、
ん。
ベンチの脚もとに赤い点。
近寄れば! イヤリング!
赤いイヤリング!
わたしの!
ヾ(〃^∇^)ノ
静かな感動・・・
拾い上げてから、あっと、、写真を撮れば良かった~
ベンチの脚の後ろ側にひっそりある小さな赤💛
うっすら夕陽を浴びての赤。
人があんなにいなければ、もう一度 置いて撮ることも出来たろうなぁ。
存在を確信していれば、カメラ片手に近寄ったのだけど~
まさか~って。
朝 11時から5時だもの。
ブランド物だったら、とっくに無かったな (*´∇`*)
よく戻ってきてました。