(●^o^●) なるほどねー
■めだかの種類(概論)■
日本に昔からいるめだかは『黒めだか』である。
この黒めだかから出た突然変異を人間の手で増やし、固定化(子や孫の代まで、
その種類が出るようにすること)することで、新しい種類のめだかが誕生している。
江戸時代頃、黒めだかの突然変異ででた緋色(オレンジ色)のめだかが固定化され、
『緋めだか』になった。
最近では更に白や青などのめだかが登場し、一般的に親しまれるようになってきた。
まだまだ珍しい種でいえば、真っ黒で保護色機能のないピュアブラックや、黄金、
スカイブルーなど、ブリーダーによって様々なカラーめだかが今日も生み出されている。
時々動物には色素細胞のほとんど無い個体が生まれてくることがある。
よく知られている白蛇や、ホワイトタイガーなどがこれで、『アルビノ』と呼ばれている。
めだかにも『アルビノ』がいて、他の動物のアルビノと同様、体が白っぽく、
眼球は血液が透けて見えるため、赤い。
元々は奇形であるが人間の好みに合った為、固定化されたものもある。
『だるま(縮み、バルーン)めだか』や、『光(ホタル)めだか』などがそれである。
だるまめだかは、背骨を形成する骨が短く、金魚のような体型である。
短さの度合いによって、だるま、半だるま等に分けられる。
光めだかは、お腹側のウロコやヒレが背中側にも発生したもので、背中のウロコの
一部が光る。といっても、常時光っているのではなく、角度によってキラッと反射する感じである。
上に挙げためだか達をかけ合せることで、アルビノだるまめだか、光だるまめだか等の
珍しいめだかを生み出すことができる。
今までのめだかとは全く違なる新しい品種も生まれている。
従来の品種を掛け合わせている内に生まれた突然変異を固定化したもので、
広島さつきセンターの『ピュアブラックめだか』や『黄金めだか』などが比較的よく知られている。
遺伝子操作で生み出されためだかもいる。『蛍光めだか』がこれで、『発光クラゲ』の
タンパク質をめだかに組み込んだものである。
ごく最近になって遺伝子操作された生物の流通を規制する法律が出来たので、
今後遺伝子組替めだかを一般に見る機会はほとんど無いだろう。
しかし研究機関等では、研究目的で今後も様々な種類のめだかが生み出されると予想される。
当然、他の飼育種との混血も避けなければならない。
その為増やして元の地域に返す目的以外で、持ち帰るべきではない。
基本的にメダカは田んぼや小川に住んでいる魚ですので、泥底を本来は好みますが
泥にかぎらず砂や砂利などでも問題はありません。ただ、メダカはおどろいた時などに
川床に潜り込む習慣がありますので、細かいものを選んだほうがメダカのためには
いいのかもしれません。
市販されている赤玉土や大磯砂、川砂などでも可能ですが、空き地や河原から取って
きた場合は、枯れ草などのゴミが混ざっていますのでよく洗った後、
底に約1センチほどの厚さで入れます。
水草は酸素の補給と卵を産みつける場所、それから水槽内の余分な栄養分(汚れ)の
分解者としてバクテリアが棲む場所でもありますのでできれば水草がある方がメダカに
とっていい環境だといえるでしょう。