子②が初めてパーマをかけてきた。
恐る恐る部屋に入ってくる。
入り口で子①のバイクを見かけたので、そういう態度になったのだ。
たまに会うので、子①が何か言うのをとても嫌がっている。
感想っていう類のものだけど、子②にとっては
それは批評にしか聞こえないらしい。
髪がどうだとか、、、
へえー そんな服を着ているのー とか、、、
めずらしい色だねとか、、、
別に悪く言ってるとも思えないけれど (;^◇^;)ゝ
じっと見るな!
何も言うな! って子②は思っている。
子①にしてみれば同じ家にいた頃には、まだ高校生で
制服姿しか印象になかった妹が、
自分と同じように色々な服を着るようになったから
つい、見てしまうってところだろう。
パーマは毛先部分にだけゆるくかかっているだけで、
前髪などは、何もなっていなかった。
ーーー前髪は?
子② 「前髪にもかけると若く見えますよって言われたんだけどぉ、」
と言いながら首を振る。
大人っぽく見せたくてのパーマなんだもんね。(^○^)
子② 「イマドキは前髪にパーマはかけないよね?」
と子①に向かって聞く。
子① 「うーん。まぁ、そうやねぇ。」
良いんじゃないか風の対応に少しほっとした様子でいる。
やっと年相応に見えるなぁみたいな感想を子①が言っていたけれど
別に子②は気分を害したようでもなかった。
ーーー朝はどうするの?
子② 「ムースをつけてクシュクシュってしたらいいって。
カールを無くす時には、わさわさって乾かしたらいいんだって。」
なんだか時間がかかりそう。
ワックスよりムースがいいよとの話で、
子①がバッグから取り出したのは、まだ、新しいウェーブ専用の
ヘア・スタイリング・トリートメントのボトル!
「これもいいよ。下のボトルだけ付替え用で売ってるし。」
その後 私は少し外出して、帰ってみると子①のバイクはなかった。
子② 「これね、結局はあげるって置いていったわ。
初パーマのお祝いだってさ。 (∩。∩;)ゞ」
「それにしても、こんなのをバッグに入れてるんだねェ・・・」
o(〃^▽^〃)o ははっ、250ml ♪
子② 「美容院でさ、子②は思ったことをパッと言えない・言わない
おとなしいタイプちゃう?、みたいに言われたわ。」
良い意味でねってフォローつきで、、、(¬、¬) なんじゃそら
子② 「先月カットしてもらった美容院では、考えた事をすぐに実行する
積極的みたいに言われたんだよ。
前が女の人で、今回が男の人。
そりゃあー 優柔不断なところもあるけどさー
やっぱり男の人って見抜けないって言うかだまされるんかなぁ (σ^▽^)σ」
今日はパーマをどのようにどうするかと言うことに、
おそらく子②がすぐには
答えられなかったのだろうと思う。
二つは違う美容院なのだけども、
そんな見ず知らずの人間になんで、性格がどうとかこうとか
判断されて言われなきゃあ ならんのだ?
私はあの美容院での、つまらない会話が嫌いだったから寝ているか
持参の文庫本をひたすら読むかしていた。
もう何年も美容院へは行っていないなぁ。