角田コレクション 小谷真三作ガラス経筒
きび美ミュージアム(倉敷・美観地区)に於いて10月5日(日)まで
「小谷真三 無地極上」展を開催しています。
私の親戚である角田長三多(すみだ おさた)のコレクションを展示しています。
彼は1945年8月6日に広島市内を走る電車の中で原爆を経験しました。
原爆ドームの近くです。
電車の中で本に目を落していたら閃光を感じ、顔を上げると車輛の中は多くの人が倒れていて時間が止まったようだったと語ってくれました。
彼は一級と記された被爆者手帳を持っていました。
一級とは爆心地から25キロメートル以内で被災した人に支給されたものです。
広島大学工学部で教授として物理学の研究に勤しみ芸術を愛して暮らし、2023年11月に99歳であの世へ旅立ちました。
生前にお医者様から長命の秘訣を質問された折、言下に「民藝」と応えています。
長らく日本民藝協会広島支部の会長を務めました。
遺志に添い遺族の希望で一括して、民藝の町倉敷で公開の機会を得ました。
生涯に亘り一人の人間が蒐集したコレクションは命の息吹を感じます。
どの作品も逸品です。「小谷真三作ガラス経筒」は彼が床の間に置いて大切にしていたものです。 どうぞ、お出向きご覧ください。
