人生最後のラーメン。めんりすとでむ・ら・さ・きを食べるか? | 静岡県東部で一番美味しいラーメン…

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ちなみに迷惑ながら勝手に惚れこんでいるのがめんりすとさん…、故にこのトップ記事。
料理人様は神様です。
最近、アクセス数欲しさにチェーン店のレビューを加えましたw

人生最後のラーメン。めんりすとでむ・ら・さ・きを食べるか?

人生最後のラーメン。あの店であれを食べるか?

 
鶏、野菜、魚介の味わいが圧倒的にやわらかく、それでいて透明感を宿しています。
舌触りに粘り気はないのですが、含まれる素材の個性が何とも温かく、優しさが質量をもって舌に乗り上げる感じ・・・、素晴らしい・・・、ため息の出る美味さです。
圧倒的な薄さを持つキメの細かい1枚の布が、肌にすっと馴染んでいく様子を思い描いてください、そんな素材の魅力を全くの自然体で受け止めさせてくれるような味わいがここに存在するのです。
鶏の油脂感の中に、野菜の温かみを感じ、そしてじわっと広がる複雑な魚介出汁が、細やかに踊る様子・・・。
口の中に、一つの世界が生まれます。
 
とりわけ驚いたのは、トッピング。
トッピングのない正油ら~めんを最愛のラーメンとしてきた私ですが、今回はトッピングによるスープの濁りを不思議と感じず、いやむしろトッピングからスープに流れる味わいが、スープに絡むのではなく一定の距離で存在し、それを一歩離れたところから味わうならば、全体が一つの和音を生み出しているようにすら思えるのです。
水菜が浮かべる瑞々しく、フレッシュで快活な味わいが、スープにきらめきを当てます。
それでもスープは濁りません。
チャーシューの香ばしい味わいは、まるでスープの豊かな旨味に添えられたソースであるかのように、適度なコントラストを持って存在し、そのソースによって主役たる素材の旨味に舌をフォーカスさせるのです。
チャーシューからスープにゆっくりゆっくり溢れて行く旨味が濁りにならず、スープに新しくも美しい表情を生みだします。
時間とともに味わいを変化させるスープには、まるで生命が宿ったかのように、快活さと儚さが存在しています。
素晴らし過ぎる作品です。
 
そして麺。
この完璧なスープに、麺が完全に調和します。
はじめてめんりすとさんに訪問した際、麺とスープがここまで調和し、同時に麺の美味しさをここまで感じさせてくれるラーメンが世の中に存在したのだと驚かされました。
 
私にとっては、絶対的なソウルフードの一つです。
このラーメンで人生変わりましたから。
細部の細部まで意味をもつ、完璧すぎる美味しさのラーメン、これは凄い一杯ですよね。
 
 
・・・人生最後のラーメン。静岡県東部であの50杯を食べるか? (順不同)