【鯨の小話】一匹の鯨 大人の遊戯、酸味たっぷりR50らーめん ●●●●○
（写真は連食派御用達！ お買い得価格なハーフサイズだよ♪）
一匹の鯨さんの最もエクストリームで、最も「らしい」作品がこちら。
一番人気のR30らーめんをベースに辛さを加えたR40らーめん、そして辛さと酸味を加えたのがこのR50らーめん。
R40がみせる薬味と辛味の個性を、酸味により刺激的に舌に張りつかす感じのこの作品、なるほどリピート率No.1のやみつき系と思わせる内容ですね。
口当たりから辛味と酸味がしっかり感じられます。
後味でみせる個性に比べるといくらか複雑さに欠けるも、やはりこの作品の主たる個性はイントロから明快です。
中盤にはこの風味に押し出されるようにしてミョウガの風味が色濃く、鮮やかに舞います。
そしてそこに散りばめたる辛味が良。
さらに後味では、舌に酸味がじっとりと重心を作り、これによって辛味が余韻まで長く浮き上がります。
この時の辛味がいくらか冷やかなのが特徴的。
それも薄ら固い冷やかさというものではなく、美しさをみせる個性だから素晴らしい。
酸味と辛味と薬味の味わいをメインにしつつも、その味に水っぽさはないのがこのスープの凄身。
透明感をチープに立たせず、同時に濁りをみせないバランスは秀逸です。
麺は太麺。
もちろんいつものごわごわ系。
これが痛快な噛み心地。
そしてこのスープの中では、しっかり穀物の味わいを出す・・・。
やはりこの店の太麺はRシリーズの中では、旨味が立ちますよ。
太くて固いだけに見えて、それだけじゃない！！
味にも一ひねりあるのですよ。
これだけエクストリームでありつつも、食べ終えてきっちり『あるべき姿』と感じさせるのが鯨流。
今回もがっつり鯨流でしたぜ～♪♪