漫画「ピイのビジネス」第10回
(2021.8.31)
最初のお話はこちら→ ピイのビジネス①
前回のお話はこちら→ ピイのビジネス⑨
チュンから事の次第を聞いたピイさんは驚愕した
ぴいいいい!!
粟穂を全部刈り取ったでぴと!!!!?
ちゅちゅ~~ん!!
(やっぱまずかったでちゅんか~~!?)
粟穂が全部無事…
安堵のあまり、ピイさんは魂が抜けそうになった。
…怒られずに済みそうでちゅん…か?
チュンよ、ここは空き倉庫だったはずでぴ。
端から端まで全部粟穂でいっぱいになったでちゅん。
ぴっ!?そんなに豊作だったでぴか!!
倉庫の中では、社員たちが
大量の粟穂の検査や仕分けに追われていた。
熟成が必要なものは、別で保管するでし
社員の皆さん!今回はお手柄だったでぴ!
特別手当として、
一人10粟穂のボーナスを支給するでぴ!
やったでし!さすが社長!太っ腹でち!
社員の士気と社長の評価が一気に高まった!
P商事の社員たちがたらふく食べていたころ、
世間では粟穂飢饉が勃発していた。
イナゴの残した爪痕は思いのほか深かった!
都市部では粟穂が高騰し、
商社の打ちこわしが起こった。
倉庫から粟穂を強奪する粟穂騒動も頻発した。
社長!粟穂高が軒並み続いています!
世間の鳥たちも困っているぴよ!
社長!このままではうちの倉庫も狙われます!
ぴいい…ここが踏ん張りどころでぴが…
このまま粟穂を囲うのは人道にもとる行為でぴ。
仕方ないぴ!
今回収穫した粟穂をすべて市場に出すでぴ!!
利益は度外視でぴいいい!!
つづく→ピイのビジネス11