2022年9月に出版された、白川紺子さんの
『花菱夫妻の退魔帖』 を読み終わりました。
大正9年の東京が舞台の小説です。
幽霊を成仏もしくは消滅してもらう話だから、
分類的にはオカルトミステリーになるのかな。
十二単の悪霊付の家、花菱男爵の当主に見初められた
侯爵家の令嬢の鈴子は、彼の妻になることに。
霊を見ることができる力のせいで、様々な事件に遭遇する。
死んでも物売りを続ける男や、屋敷にとりついている奥様など、
彼らがこの世に居残った理由を解き明かしていく。
『後宮の烏』の作者さんの作品です。