『女給の社会史』 | 胡晴の記憶の本棚

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読んだ本やその日あったあれこれ

2023年11月に出版された、篠原昌人さんの

『女給の社会史』 を読み終わりました。

 

明治から戦後までの女給について書かれた本です。

女給と言えばカフェなイメージだったのですが、

映画館の案内などをする若い女の子たち

(暗い館内で手を引いて案内してくれる)も女給と呼ぶよう。

確かに、女性が給仕をする職業と言えば当てはまりそうですね。

 

女性作家の女給体験や、大正デモクラシーの〇〇ガールなども紹介。

 

本の中で一番気になったのは、森永製菓のスヰ―とガールかな。

消費者の相談アドバイザーらしいのですが、

栄養学だけではなく、児童心理まで勉強した優秀な女性たちの集団だったそうです。

森永製菓、さすがですね。