今日は休日。天気は快晴の予報です。
「今日は宇都宮城址へ行こう」
大谷資料館は、気が向けば行く。そのくらいの、少しゆるい予定で出かけました。
実は、宇都宮へ行こうと思った理由の一つが、さいたま市の餃子フェスです。
ケヤキ広場で、各地の餃子を食べたのですが、宇都宮餃子だけは、あえて食べませんでした。
本場へ行く予定があるのに、食べてしまうのはなんとなく違う。宇都宮餃子のために、胃袋の席を一つ空けておいたわけです(笑)
城を見ながら、頭の片隅には餃子
まずは宇都宮城址公園へ。
青空に白い清明台と富士見櫓がよく映えています。こういう景色を見ると、「城を見に来たぞ」という気分になります。
園内の展示施設では、ボランティアの方が城について説明してくれました。
宇都宮城は市民の力で復元されたこと。土塁の内部には、防災関係の設備や備えが入っていること。そして江戸時代には、日光へ向かう将軍の休息の場にもなっていたこと。
昔は将軍を休ませ、今は町を守る。
城跡は、ただ昔の姿を再現しただけではないようです。なかなか働き者の土塁です。
もっとも、そんな説明を聞きながらも、私の頭の片隅には餃子があります。
お城巡りのはずなのに、すでに餃子巡りの気配が漂っています。
二荒山神社へ向かったはずが、一杯の誘惑
城址公園を出たところで、二荒山神社の案内板を見つけました。
「せっかくだから行ってみよう」
案内の方向へ歩いていくと、気づけば、おなじみのアーケード街に出ていました。
すると、頭の中に別の案が浮かびます。
「ここで一杯やって帰るのも悪くないな」
昼前から、なかなか魅力的な提案です。しかも提案者は自分なので、反対する人もいません。
しかし、今日は大谷資料館という候補があります。ここで一杯やったら、そのまま餃子を食べて帰る未来が、かなりはっきり見えます。
珍しく誘惑に勝ち、バス停へ向かいました。
ところが、今度はバスがなかなか来ません。
せっかく一杯を我慢したのに、バスが来ない。これは何かの試練でしょうか。
時刻表の写真まで撮って待っていると、ようやくバスが到着しました。乗れたときは、素直に「良かった」です。
大谷資料館で、思った以上に歩く
大谷資料館の地下空間は、想像していた以上に広いものでした。
高い石壁に囲まれた通路を歩き、階段を上ったり下りたり。城址公園でも歩き、地下でもまた歩く。
「けっこう歩いたなあ」
見終わった直後の感想は、まずそれでした。歴史の重みより先に、足の疲れが感想を言ってきます。
そして帰りのバスで、近くの方の会話が耳に入りました。
「ここ、『VIVANT』のロケ地なんだって」
えっ、そうなの?
私はそんなことも知らずに、広い地下空間をひたすら歩いていました。
知っていたら、もう少し「別班」らしい顔で歩いたかもしれません。実際には、地下を歩き疲れた普通の観光客でした(笑)
旅先では、帰り道になってから知ることがあります。これはこれで、ちょっと面白いお土産です。
最後は、やっぱり餃子
宇都宮駅前へ戻り、ラーメンと餃子にしました。
さいたま市の餃子フェスで残しておいた「宇都宮餃子の席」を、ここでようやく回収です。
一杯やるのは、家に着いてからにしました。
帰りは、覚えたばかりのチケットレスを使って新幹線です。
行きは体力があります。早朝から起きているので、午前中はかなり元気です。
でも午後になると、年には勝てません。あはは。
午前中の私は「まだ歩ける」と言い、午後の私は「もう新幹線で帰ろう」と言う。同じ人間なのに、時間帯で意見が変わります。
城を見て、アーケード街を歩き、一杯の誘惑を乗り越え、大谷資料館へ。そして最後はラーメンと餃子。
予定どおりだったような、まったく予定どおりではなかったような一日でした。
でも、こんなふうに途中で行き先が変わるから、日帰り旅は面白いのかもしれません。
次の休日も、予定のどこかに「気が向けば」を残しておこうと思います。