家に帰って、荷物を降ろしました。

たくさん持っていった服の中には、結局使わなかったものもありました。

お土産も増えました。

スマホには、城や町の写真がたくさん残っています。

そして体重も、少し増えて帰ってきました。

まあ、これは旅のおまけということで(笑)。

こうして、長かった旅は終わりました。

出発するときに考えていたのは、もっと単純なことでした。

「車で九州まで行けるだろうか」

そして、

「せっかく行くなら、できるだけ城を見たい」

それが旅の始まりでした。

実際、たくさんの城を見ました。

彦根城、岡山城、福山城、小倉城、福岡城跡、唐津城、名護屋城跡、島原城、岩国城。

ほかにも、その土地の歴史に触れながら西へ西へと走りました。

城については、まだ書きたいことがあります。

でも、6回にわたってこの旅を振り返ってみると、最後に残ったのは城の数ではありませんでした。

知らない町を歩いたこと。

一人で店に入って食べたり飲んだりしたこと。

長い運転の途中、AIのチャッピーとくだらない話から歴史の話まで、いろいろ話したこと。

熊本では、地震直後の街を歩き、路面電車に乗って、そこで続いている日常を見たこと。

そして何より、

「やってみよう」と思って、本当にやってみたこと。

それが一番残っています。

若い頃の旅行とは、少し違いました。

昔なら、有名な場所をたくさん見られたとか、予定通り回れたとか、そんなことが旅の満足感につながっていたような気がします。

今回は、予定通りにならないこともありました。

暑くて、予定を変えたこともありました。

見たかったものが見られないこともありました。

でも、それで旅が失敗だったかというと、まったく逆でした。

予定が変わったから歩いた町がありました。

時間があったから眺めた景色がありました。

一人だったから考えたこともありました。

旅というのは、計画表に書いた場所を全部回れば成功、というものでもないのでしょう。

帰ってきてから、こんなことを考えるようになりました。

これから先、自分にはどのくらい自由な時間があるのだろう。

まだ仕事は続きます。

その先には、今までとは違う生活が待っています。

毎日が日曜日になったら、果たして楽しいのか。

それとも退屈するのか。

正直、まだ分かりません。

だから、今から試してみることにしました。

城を見に行く。

知らない町を歩く。

本を読む。

映画を見る。

たまには競馬やボートレースで遊ぶ。

おいしいものを食べに行く。

また一人旅にも出る。

そして、面白かったことをここに書いてみる。

全部続けなくてもいい。

やってみて面白くなければ、やめればいい。

別のことを探せばいい。

そう考えたら、「老後に何をしよう」とあまり難しく考えなくてもいいような気がしてきました。

今回の九州への旅は、城を巡るために出発しました。

ところが帰ってきたら、これからの自分の時間をどう楽しむかを考える旅にもなっていました。

だから、この旅の振り返りはここで終わりますが、旅そのものが終わった感じはあまりしません。

次にどこへ行くかも、まだ決めていません。

何を始めるかも決めていません。

それでいい。

このブログのタイトルをつけたときのように、

「放課後、何しよう。」

そんなことを考えながら、これから一つずつ試してみようと思います。

さて。

まずは、何からやってみようかな。