城めぐり | 久留里城! - 里見義堯、安房より勢力を伸ばし久留里城に居を移す! | 地図付き | 武るるん♪ 武将と城の旅。時々観光とグルメ(地図付き)

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お城めぐりの旅、久留里城の紹介です。
 

城名(別名) 住所 関連する人物
久留里城(雨城) 千葉県君津市久留里字内山 武田信長、里見義堯、土屋忠直、黒田直純ほか

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久留里城は里見氏が本城とした山城です。
江戸時代は土屋氏、黒田氏が居城しました。

くるまr駐車場があります。


里見義堯、安房より勢力を伸ばし久留里城に居を移す
久留里城は平安時代中期、平将門の三男の東少輔頼胤(よりつね)がこの地に砦を築いたのが始まりと伝わります。
室町時代に武田信長が城を築き、以降、真里谷武田氏(まりやつたけだし)の居城となりました。
戦国時代、安房里見氏の勢力拡大により城は奪われ、天文4年(1535年)、里見義堯(さとみよしたか)は安房の稲村城から久留里城へと居を移します。
以降、里見氏は北条氏等と争いながら勢力を拡大していきまます。

雨城と呼ばれる
城の完成後、3日に一度雨が降った。
霧がかかることが多く、遠くから見ると雨が降っているように見えた。 また、それによって城が覆われ、敵を難攻させた。
などの言い伝えがあります。

徳川家康家臣が居とす
天正18年(1590年)、里見義康は豊臣秀吉の惣無事令に違反し、秀吉の怒りを買い、安房以外の所領を没収されてしまいます。
代わって久留里に入城したのは関東へ移封となった徳川家康家臣の大須賀忠政で、忠政は城下を整備し今日の久留里の礎を築きました。

慶長6年(1601年)、大須賀忠政の転封により、土屋忠直が入封します。
忠直は織田信長甲州征伐の際に武田勝頼のもとで獅子奮迅の活躍をした土屋惣蔵昌恒の子です。
以降、土屋氏は三代続きますが、延宝7年(1679年)、直樹が改易となり、久留里はしばらくの間大名不在の地となります。

寛保2年(1742年) 黒田直純が入封。
以降、代々続き明治を迎えます。

久留里城登城ルート
駐車場から舗装された坂道が続き、二の丸跡にある資料館を経て本丸の天守へ行かれますが、本来の登城ルートは舗装された道の右手(高い崖の上)にあります。
細い尾根道を進み、二の丸~天神曲輪~男井戸・女井戸を経て本丸へと進むルートになります。

今も残る天守台跡
黒田直純が寛保三年(1743年)から延享三年(1746年)の間に造りました。
当時は二層二階の望楼型天守が建っていたようです。
現在はその隣に模擬天守が建っています。

 

 

久留里城遠望。

 

 

久留里城ジオラマ。手前の山が二の丸、深い谷の向こうが本丸。資料館にて展示。

 

 

二の丸へ。細い尾根道が続く。

 

 

堀切。

 

 

堀切を下から。V字(草の部分)になっているのが分かります。

 

 

二の丸への虎口。二の丸には資料館があります。

 

 

二の丸下の薬師曲輪。

 

 

大手門跡を薬師曲輪から見る。

 

 

搦手門跡を薬師曲輪から見る。

 

 

本丸下の天神曲輪。

 

 

男井戸、女井戸。本丸下にあります。奈良時代の僧・良弁によって掘られました。

 

 

天守へ。

 

 

天守下の波多野曲輪。

 

 

天守。展望台になっています。

 

 

天守の鯱。

 

 

天守台跡。現在の天守は位置をずらして建てられています。

 

 

雨城楊枝。久留里の伝統工芸品です。

 

 

久留里駅入り口のモニュメント。



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