天守閣の成り立ちから、種類、構造、装飾などなど…。
画像を使いながら詳しく紹介しています。
天守閣の種類、構造など | 記事に登場するお城など |
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天守閣の成り立ち | 吉野ヶ里遺跡(佐賀県)、荒砥城(長野県)、長保寺(和歌山県)、綾城(宮崎県) |
天守閣は、望楼(見張り台)から発展したものです。
望楼は、はるか昔、弥生時代からすでに建造されており、集落の内外を見渡していました。
また、見張りだけではなく、外敵に対しては望楼の上より攻撃が出来るという利点も兼ね備えていました。
復元された吉野ヶ里遺跡。
すでに、この時代より望楼の他、防御のための溝や柵が巡らせてありました。
すでに、この時代より望楼の他、防御のための溝や柵が巡らせてありました。
それ以降、城は複雑な縄張りとなり、水堀や空堀を作り、平地よりも丘や山に築かれるなど、防御力は格段に上がります。
しかし、意外にも戦国時代の初期までは、現在みなさんが思い浮かべる城というよりは、吉野ヶ里に近い様なイメージでした。
復元された荒砥城。
川中島の際、幾度となく上杉対武田の攻防の場となった城です。
当時の城は、現在残るような総石垣や白壁で出来た堅固なものではなく、このような造りの城が大多数でした。
川中島の際、幾度となく上杉対武田の攻防の場となった城です。
当時の城は、現在残るような総石垣や白壁で出来た堅固なものではなく、このような造りの城が大多数でした。
荒砥城の望楼。
望楼は城の要所要所に建てられ、城内外を見張る他に、敵の陣形を探る、敵の上方から矢で攻撃する、など、防御の要でもありました。
望楼は城の要所要所に建てられ、城内外を見張る他に、敵の陣形を探る、敵の上方から矢で攻撃する、など、防御の要でもありました。
その望楼を入母屋造り(いりもやづくり)の屋根の上に載せ、防御力と攻撃力を高めた建造物が室町末期から戦国の始めにかけて一部の城で作られるようになります。
それが天守閣の元(基本構造)だと言われています。
つまり…、
長保寺(和歌山県海南市)紀州徳川家の菩提寺です。
![アップ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
今日、寺社で見られる様な入母屋造りという屋根の上に……
コレを載せて…、
![ダウン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
合体させると…、
じゃーん![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![キラキラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
![ビックリマーク](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![キラキラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
綾城。
こういう建物が、生まれましたとさヽ(゚∀゚*)ノ
こういう構造の建物が、天守閣の源流であろうといわれています。
それは、室町末期から戦国の始めにかけてのことでした。
基礎知識-2 入母屋造りへ
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