愛知県に用事があり、半日だけ暇ができたのですがさて、小牧城に行くか名古屋城に行くかく。迷った末に、これだけ朝早ければ名古屋城に行っても大丈夫かなぁと。
 名古屋城についたのは、8時過ぎ。一番近い駐車場には何台か車の列ができていてなんにかと思えば、駐車場が開くのが8時45分からだとか。それでは駐車場があくまで、車でお城の周りぐるっと。いやねぇ、江戸時代のお城は大きくてねぇ。歩いて前あると一苦労なんです。お城の北側の道路はすでに路上駐車の車がびっしり。西側官庁街の駐車スペースもすでにたくさんの車が止まっていました。これから広い城内を歩くことを考えれば、できるだけ近くに止めたい。
 8時半から開場する駐車場を発見。少し待ってから駐車場に車を止めたのはいいけれど、9時からしか発券しないのね。気が付けばここは東門。待っている間に、正門の方に回ってみようか。
 

 正門をくぐり、総合案内所の前のスタンプ台の周りを100名城の本を持ってうろうろしていると、奥から声が。
「お客さん、お客さん100名城のスタンプはこちらです」って机の下からスタンプ台が出てきたよ。昔盗んでいった人でもいるのかねぇ。
 表二の丸門をくぐると、目のまえにデーン。大きな石があってみんなで写真撮ってたけどなんだろう。私は大きな石の向かって右隣りの〇が気になってしょうがないんですけど。
 多くの人が本丸御殿に向かう中、脇に小さな看板が。なんだかわかんないけどそちらの方に進んでみたら。
 
 江戸時代にタイムスリップしたしたような場所に遭遇。
 この奥には西南隅櫓と湯殿書院が。櫓は見た目は2階建て中は3階建て。この櫓だけで、小さいお城の天守閣ぐらいあるんじゃないかという大きさ。
 湯殿書院は30分間でみっちりガイドさんが案内してくれました。
 その後、本丸御殿は90分待ちだとか。せっかくだし待ちますか。
 待っている間、後ろの方の話がなんとなく耳に入ってきました。
「名古屋城内はねぇ、いろんなものが展示されいたんですよ」
「あの金の鯱って、私くらいの大きさ」小柄な女性の言葉です。
「いえいえ、結構大きかったですよ。小象くらいだったと思いますけど」
「松本城は狭くて暗くて歩きにくかったけど、名古屋城は違うの?」
「歩きやすかったですよ」
 いろいろ旧跡巡りをされている方のようでしたけどねぇ。戦後鉄筋コンクリート造りで外見だけ復元したお城と、現存12城の松本城を同列に扱うなんて。その松本城を暗くて狭くて急だったとか。なんだか悲しい。名古屋空港があることもご存じなかったしねぇ。
 結局1時間の待ち時間で入場することができました。
 
 襖絵がきれいだったのはそうなのですが、私が一番目についたのがこれ。欄間です。ほかにも、廊下の天井だとか、部屋の天井だとか隅々まで見ていると興味は尽きません。
 そして一番奥にあるのが、大谷翔平選手のサインってどうなんだろ。
 本丸御殿の北側には、礎石が移築されていました。その礎石たちを見てて
「石を並べて敵を躓かせていたってこと?」と大の大人が。知らない人は知らないんだねぇ。昔はねぇ、大きな石を置いてその上に柱を立てていたんだよぉ。石の大きさと、数をみてどのくらい立派な建物だったか想像して喜ぶのは、城好きだけか。
 ゆっくり見て回ったら、1時間の待ち時間があったとはいえ3時間半もたっているじゃないですか。駐車料金が心配になって急いで車に戻ったのでした。30分180円で、駐車料金は1080円也。