文化祭の振り替え休日で暇していた息子。午前中は布団中で丸まっていたのですが、お昼を食べたらどこかに連れて行けと言い出したよ。
いやいやいや、お母のところなんだと思っているんだよ。どこでもいいなら、臥竜公園に行っちゃうから。
 地元では、桜で有名な公園。池の周りには桜、その周りには数件のお茶屋さんもあって、お茶屋さんのおでんも有名。運が良ければ、桜の間から、雪山が見れるっていうんでカメラマンも三脚もって来るようなところです。隣接のこじんまりとした動物園も展示が凝っているんです。数年前にはテレビ番組で、キックボクシングをするカンガルーが人気に。昔子供を連れて行った時には、テニスコートの上を鹿が歩いていたり、カピバラがお風呂に入っていたり。小さいながらもいろいろ頑張っていると思います。
 小学校の遠足の時には、臥竜山に登って動物園に言った記憶はあるのですが、城?のイメージは全くありませんけど。
 城跡に行くんだっていう気持ちで見れば、いい立地だと思います。山尾根から切り離されたように、平らにちょっとある丘の上。南には井上氏の山城があったとか。(同時期だっけ?)こちらに行ってもよかったのですが、ちょっと本丸まで本気出して歩かないといけないようなところなので。今日はお散歩感覚で行けるところを。

 桜の時期は駐車場に困るくらいですが、平日の午後なら公園の入り口の駐車場もガラガラです。歩くのめんどい、とか言っている息子を促して須田城址へ。動物園の正門のわきから登りだしましたが、やっぱり急斜面。
 

 もしかしてこれって土塁の名残?と思われるものもありましたがよくわからずに、本丸らしき場所に。
 祠らしき屋根の残骸と、建物の礎石らしきものもありました。
 帰りには、堀直虎御霊屋に向かいました。なんでも、幕末の須坂藩の藩主だそうで、アメリカにも視察しているそうです。自分のことを英語でStraight Tiger(直虎)といったとか。幕府の若年寄りの要職にあって、将軍に謁見した後に自決したそうです。そのとき何があったのかはいまだにわかっていないとか。
 まぁ、信州の田舎でもなかなか骨のある方がいたようです。