『うわさ（噂話）』とは
「日常的な会話や公式な伝達によって流布される情報で、それが正しいかどうかが疑わしいか不明確なもの」
いい噂ならいいのですが、
噂話が真実ではなく、
誰かを傷つける目的で発せられた
中傷の場合も多いと思います。
それによる謂れのない炎上騒動や
最悪の場合それで自ら命を落とすというケースも。
噂話をしている人に悪意がなかったとしても
間接的に、誰かを傷つけることに
結果的に加担していることになってしまいます。
日本人は世界の中でもかなり
セロトニンの分泌量が少ない人種らしく
結果ストレスを溜めやすく
根に持つタイプが多いとか・・・
まぁそう言われてみればそうかも〜。
でも人種的なセロトニン分泌量の少なさは
律儀で真面目な日本人のよさでもある。
セロトニントランスポーター遺伝子
日本人ではこの遺伝子が最も少ないSS型が最も多く、全体の68.2%.を占めます。アメリカ人のSS型は全体の18.8%
結果、日本人は最も不安感を持ちやすいため、根に持ちやすく、陰口悪口、鬱や、満足感を得られず不安行動をとるケースが多いと考えられます。
一方で、不安感が強い傾向から、細部まで確認したりする気質があるため、技術面などの進化が素晴らしいとも言えるのです。
https://getnews.jp/archives/2548508
人間にとって「他人の噂話」は
心地よい！？
世の中噂話でいっぱい。
こういったことは古今東西
ずっとずっと昔からあったんでしょうな。
なぜなら噂話が
『価値観の確認のための』
コミュニケーションの一端を担っているから！
互いに噂話をしあって盛り上がって行くことで、
自分の道徳感や価値を表現して
それを周りの人と共有しているのです。
それによって、
自分と価値観の合う人間かどうか
査定するところがあるんですね。
敵味方識別信号🚦
(また某アニメの用語が出てしまった😆)
特に影響力の強い人が噂話をすると
その人の影響を受けている人たちは、
さも噂話が真実のように受け止めてしまうんじゃないかと思います。
あぁこの人〇〇さんの言ってること真にうけてるな！
みたいなことあります。
こういったことも、
影響力の強い人の価値観や道徳感に
染まってしまっている故に
影響を受けている人たちは共感します。
そして影響力の強い人の価値というものが
さらに高まるために、
その人は噂話や悪口が止まらないし、
影響を受けている人たちは
さもその噂が本当のように
受け止めてしまうわけですな。
カルト宗教や陰謀論などもこういうところある💦
まぁ、恐怖心や不安感をベースにしたものって
共通の価値観を感じた時の
結束感みたいなもの？が強い気がします。
「人の口に戸は立てられぬ」 と言いますが、
私たち人間は、他人のネガティブな噂話、
悪口を言い触らすことで
「心地良い」という反応を得られてしまうのです。
噂話や批判、悪口を言うことが、
（幸福ホルモン）ドーパミンの分泌を促します。
これは楽しくなったり
幸福感によって分泌するのと同じシステム。
つまり、身体的には誰かの悪口を言おうが、
嬉しさを感じようが同じ
幸福感システムとして働くんですね。
そしてストレスの多い人ほど、
ドーパミンを増やそうと
誰かの噂話や悪口、批判を
よく言うんじゃないかな。
そういうののターゲットになりやすいのが
縁もゆかりもない芸能人や政治家だったりする。
大変なお仕事だほんと。
(政治家に関しては私たちの生活に関わるので多少なりともものを言う必要はあるかもですが)
女性は１日20,000語
ところで
最近は共働きが多いため
あまり見かけなくなった
昔のドラマなどではよく見かけた
『団地の奥様方の井戸端会議』
ゴミ捨てで出たところに奥様方が数人集まって
「○○さんのお宅の息子さん〇〇大学に合格したんですって！」
「へぇ〜！そうなの！それにくらべて〇〇さんちはねぇ」
「〇〇さんの旦那さん会社で〇〇になったそうよ〜」
「あら〜それは大変ねぇ〜w」
みたいな。
最近は個人情報に対しても
非常に敏感ですからだいぶなくなりましたね。
こういう立ち話的なものって、
当時は暇な主婦のちょっとした
ストレス解消になっていたりしたらしいです。
米メリーランド大学の研究結果によると、男性が1日に発する単語数は平均7,000語。
一方、女性の場合は平均20,000語！！ なんと！ およそ3倍もの単語数を発しているといいます。
女性の一日平均20,000語のおしゃべりは「女性のストレス解消にも繫がっている」そうです。
一方、1日に6000語以下しか話せないと、脳がストレスを感じやすくなるとも。
参考：
きょえーーー20000語！！
普段から話す仕事をしているとあまり考えないけど
確かにだんまりが続いたらそれだけでおかしくなりそう。
独房に収監されて話し相手がいなくて壁に向かって話してたとか独り言増えちゃうみたいなの(映画とかでね)って単に頭おかしくなってるだけじゃないんだな。
噂話や悪口が自己存在の主張にもつながっている
この結果を踏まえると、
男性より女性の方がおしゃべり好きだし、
これを噂話や悪口にしたら
男性より女性の方が噂話や悪口もよく言う傾向にあると考えられます^^;
男性は一般的に、有益な会話――議論をして問題を解決したり、新しい知識や情報を得るような会話――を好む傾向がある。
女性は男性の有益な会話よりも、「共感」を大切にする。
女性は自分の話に共感してくれる人を、
「良き理解者」と思う傾向があり。
つまり、意見を交わしたり、
明確な回答を示すよりも、
共感することの方が大切になります。
そこで共感しやすい内容というのが
他人の噂話や悪口・・・ということがあるのでしょうね。
もちろん、人の素敵な話や褒めることでの噂話だって
発言には変わりないのだけど
噂話や悪口というのは
自分の道徳心を相手に見せつけることことにもつながります。
同時に、周囲の人の中の誰と意見が一致するか確かめることもできます。
人間は古来からこういう行為をすることで
価値観の違いを探り、敵か味方かを識別するひとつになっていたのかもしれません。
昔の村社会における村八分というのはこういう傾向があるからなんですね。
噂によって当事者に生じる影響を考えよう
『人間』というのは、動物的システムとは別に、
理性的にかつ客観的に自分を見ることができます。
それは進化の過程で、昔よりも現代の方がより客観的に見つめることが可能になってきていると私は考えています。
ですから、噂によって当事者に生じる影響について、
思いを巡らせ、よく考えるようにしたいですね。
今は匿名性の高いSNSが日常的です。
ネットのツールは高速に広まるため
噂話に歯止めが効かずむしろ大きくなっていきがち。
どれだけの人がストレスを抱えているのだろう？
ふとそんな風に感じます。
情報共有という点でSNSは素晴らしいツールです。
同じ価値観の相手と広く繋がれる機会もある。
誰かを貶したりして心地良くなろうとする行為。
誹謗中傷によって、その人の人生がめちゃくちゃになったり、
自殺さえ起ったりする場合があるということを私たちは知っているはず。
悲しいことです。
特定できない犯人に殺されただけでなく
これは対策のできない社会に
殺されたっていう言い方も成り立つ。
しかし住みやすい社会を創るのに
私たち一人一人の良識って今すごく試されている。
人間として生きるならば、一時の心地よさのために
ほかの誰かを貶めるようなことのないように
互いを大切にしたいものです。
この時代、目まぐるしく変化する社会、
情報、価値観、常識。
その中にあって私たちひとりひとりが、
自ら考える事を忘れず、
自分の良識、直観、情報リテラシーを
フル活用していくことが大切だなと思います。
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