先日、イギリスのスピリチュアルカレッジの講師による
ミディアムシッティング（霊界通信）上級講座を受講しました。
コロナ禍はずっとZoomで断続的に講座を受けさせていただいて、今年は行ける！と思ったものの、諸事情あって行けず。
シャーマンとしての霊媒とはまたちがった
モダンスピリチュアリズムの霊媒。
カレッジでの学びはかれこれ８年近くになります。
ミーシャがこういう活動を本格的に始めたのは
（実は子供の頃からちょくちょくしてたことなのですが、ちゃんと仕事としてやるというか・・・かせざるを得ない状況になったのが東日本大震災直後からなので１０年以上になります）
（お馬さん今年も元気だったという報告を受けて安心）
二日間であっても、
オンラインで受講できるのはありがたかったです。
とはいえ、ひたすら実践重視の２デイズ。
理論の部分はすでに理解していることの再確認と
疑問点の解明が主となりました。
・自分のエネルギーを高めること
・スピリットワールドと繋ぐこと
・スピリット（故人）と繋がり
エビデンス（＊）をとること
基本事項としては毎回同じなのだけど
今回改めて【良くも悪くも！】発見＆確認できたことがありました。
それは
感情。
（＊）霊界通信における「エビデンス」
故人（スピリット）の情報をご遺族にお伝えするにあたり、それが本当にその方の故人であるかを見極めるために、ご遺族しか知らないような情報を故人から感じ取ってお伝えし、確認していくこと。
ミディアム側はまったく知らない故人の情報をご遺族にお伝えし確認することで、スピリットが故人であることを証明する作業。
イギリスは感動的なシッティングが多い
実技の時間、私の知っている人で亡くなった方（スピリットになった人）をおろしてメッセージをもらうため
エビデンスを出したりするワーク。
基本的にワークでは
「この人のメッセージが聞きたい」という
クライアント側が関係性などをしているするのではありません。
（講師の指示で最初はそういうのもやるけれど）
ただ、その時来たスピリットにアクセスしてエビデンスを出してメッセージを伝える・・・という作業。
結局それをひたすらやるのは現地のカレッジでやることと同じ。
そこでこの日、『感情』に関するトピックが出ました。
ご遺族であるクライアントさんとスピリット（故人）との
感情的な繋がり（思い出とか）に触れていけたら素晴らしいなと思います。
実際に何年かやってて思うのは現実的には
さほどドラマティックな関係性の故人ばかりでもないです。
とはいえ、その人だけが知っている故人との素敵な思い出が
スピリットから語られてくることもありますので
そういったものをお伝えできたら素晴らしいし。
生前どれほど愛していたかとか（関係性によるけれど）
そういう感動的なことを伝えたりするのは、
実際にロンドンのスピリチュアルチャーチやカレッジで行われる「公開シッティング」で多く目にしてきました。
さりとて、練習の場では
そう簡単にはいかないことも多いのです。
緊張もするし身構えるし
いい加減にやれないし
そんな中でも、
現地だと「場」が整っているのでやりやすい。
しかし日本の
自宅でしかもオンラインという環境は
なかなかやりづらいですね。
もう出てきたんかい
今回2日目のペアワークの時に
昨年鬼籍に入った母が出てきました。
ミディアム役の方がお話しされているエビデンスのいくつかは、母のことと一致していました。
ですから
「そうです。私の母だと思います」
と伝えました。
もう出てきたんかい。。。。まだ一年経ってないのだが
亡くなって１〜2年の場合はあまり好ましくない
というのは現地でもオンラインでもお世話になっている
シニア・テューターの言葉。
ただ、セッション自体
私は没後１年未満の方のセッションもしてきました。
それ自体はうまくいってましたし
クライアントに支障もなかった。
しかし・・・今回はお互いにワークしあうという
学びの場でのこと・・・・・
はぁ・・・・・
「それではメッセージをお伝えしますね」と
ミディアム役の方が
母が私に今伝えたいことを
メッセージとして語ってくださったのです。
あぁ、そういう事を言う人だしな。
とある意味では私の納得のいくメッセージ（？）でした。
しかし、
それは私に取ってなんの得にもならない言葉でした。
いえいえ、ミディアム役の方は
頑張ってやってくださっているのですし
伝えられた事をそのまま私に伝えてくれていて
本当にありがたいし、すごいなって思いました。
呪いに引っ張られる・・・
メッセージの内容は明らかに
超弩級に天然な母らしいあっけらかんとしたメッセージで、
「どの口がそれを言う！？よくもそんなことをいけしゃーしゃーと言えるよね」と、
私の感情を逆撫でするような言葉なのです。
本人も悪気がないのでタチが悪いというか（笑）
生きていようが死んでいようが、それが彼女なのだから
変わらないってところがまたすごい。
でも、こういう人だと理解しているので
腹立たしいがならもそれを受け止めつつ。
どこかで冷静さを欠いてしまうのです。
これからセッションする側になるのに。
「あぁほんとうに、あんたは何もわかっていないのだな」
という悔しい思いと感情が
わぁーーっと出てきたわけです。
困ったことに、この次は交代して
私がミディアム役をしなければならない。
「過去は呪いだ。過去に引っ張られているというのは、悪魔の誘いだよ。それでも人は、住み慣れた地獄に執着してしまうのだけどね・・・それこそが悪魔の狙いだ」
某アニメの誰かのセリフのようだ
（わかる人しかわからないマニアックな表現ですまん
）
ミディアムは感情的になるべきではない
私は「べき」という言葉を普段は使わない。
自分にも人に対しても言わないようにしている。
だがしかし、ここは自分に言おう。
ミディアムは感情的になるべきではない
いやいや、カウンセリングもセラピーの場においても同じように、感情的になるべきではないんだミーシャ。
そんなんわかっとるわ
←ヾ(ｰｰ )ｫｨ
この時もし１５分程度でいいから
瞑想してニュートラルに戻る
時間があったらよかったのだけど
もしこれが現地で受けていたら席を外して
外の空気を吸うなりしてニュートラルに戻ってから
ワークをすることができたでしょう
しかしオンラインワークショップで
ブレイクアウトルームで
決められた時間内にワークをしなければなりません
ぜんぜんできん・・・・・
全くもって・・・
多少、かすりはしたので
だんだん冷静になって
感情エネルギーに引っ張られなくなってきたあたりで
いい感じにエビデンスをお伝えし始めたのだけど
結局時間が足りなくなってメッセージをお伝えする前に終わってしまったという・・・
Oh My Goodness!
F○○kin' Da○n it！
こんなことになったのははじめてだ。
特殊なワーク環境でニュートラルに戻れなかったのがそもそも痛いのだが・・・
いやはや、自分の甘さを痛感した。
セッションができないわけじゃない。
即座にニュートラルに戻れなかった自分の甘さだ・・・
まぁ、よりによって出てきた人が
昨年亡くなったばかりの母親だという状況で
次のセッションにほいほいと移れるはずもなく。
やっちまった感満載で二日目のワークショップを終えた次第。
終わってから、オランダの哲学者
スピノザの言葉の言葉が刺さる。
「感情はその原因が理解されれば、消滅しないまでも受動であることはやめる。
たとえば後悔や嫉妬のような感情でも、悲しみを他人や自己のせいにするのでなく
一個のメカニズムとして理解すれば猛威を減じるであろう。」
『その原因』とは
感情がメカニズムであり一時的な反応であるという
合理論的見地。
とはいえ、やはり亡くなって1年未満の母親が
やってくるというのはなかなかです。
イギリスのティーチャーが言うには
亡くなってから2年以上経過していないケースは
やらないというミディアムもいます。
ただ、今回の場合は
指定せずにオープンで来たスピリットのエビデンスを
提示するワークだったので
来てしまったのだからしかたがないのです。
こちらが次にセッションする際に
感情が引きずられてしまったのがいけない。
いやーまだまだだな
修行は何年経っても続くよ・・・。
こういうのは経験しないとわからないから
ほんといい経験になりました。
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