野生のカマス
カマスという小魚を食べる魚のお話し。
カマスはスズキ科の魚で
結構攻撃的な魚です。
さて、このカマス。
大きな水槽の中にカマスを入れて、
水槽の真ん中にガラスの仕切りを入れます。
仕切りの向こうに小魚を入れると
カマスはそこに向かって突進するのですが
ガラスの仕切りがあって頭をぶつけてしまいます。
エサが見えているのに
食べられないのです。
何度もチャレンジするのですが
やがて小魚に向けて突進するのをやめてしまいます。
すると・・・
ガラスの仕切りをとって
小魚を解放しても、
カマスは小魚を食べようとはしなくなってしまいます。
野生のカマスが
飼い慣らされたカマスへになってしまっていたのでした。
このまま小魚を食べずにいることは
死を意味します。
ではどうしたらいいのでしょう?
ここで、もう一匹、
野生のカマスを水槽に投入。
その野生のカマスはバクバクと
小魚を食べます。
それを見ていた飼い慣らされたカマスは
「え?この魚は食べられないんじゃなかったの?」
と驚くかどうかはともかく
自分がカマスであること、
このカマスの本来の姿(野生)を取り戻して
再び胡坐中を食べるようになるのです。
跳べないノミ
野生のカマスと似たような話に
「跳べないノミ」の話もあります。
ノミは40センチほど跳ねるそうですが
それを捕まえて
蓋付の瓶に入れてしまいます。
最初は蓋がコンコン音がするほどに跳びます
やがて、音がしなくなって
蓋をとると・・・
瓶の蓋に当たらない高さほどしか
跳ばなくなっているのです。
つまり瓶の外へ逃げることができません。
跳んだら痛い目に合う
・・・おそらくノミはそのように
刷り込んでしまうのでしょう
このままでは死んでしまいます。
ではどうすれば瓶の外へ行けるのか?
野生のカマスの時と同じです。
新たにノミを入れるのです。
そうしたら新しいノミは軽々と
瓶の外へ飛び出していきます。
何度か繰り返していったら
瓶から出られなかったノミは
本来の自分を思い出して(?)
高く跳んで瓶から飛び出していけるのです。
人もまた無意識領域に
多くの刷り込み・洗脳を蓄積している
こんなことはありますか?
・自分で決められない
・できない言い訳をしてしまう
・自分をいつも小さくしてしまう
・自分の考えが信じられない
・怒れない・泣けない・我慢しがち
・自分の感覚があてにならない
・人と比べて自分はダメ
・都合の悪いことに向き合うと逃げてしまう
・人と親密になるのが苦手
・子供っぽい人をみるとイライラする
・やりたいことをやると罪悪感を感じる
・やりたいことがわからない
↑これは幼少期のさまざまな環境から作られる
人生脚本の一部です。
私たち人間も同じように
この話のカマスやノミのように
『刷り込み』を無意識領域に
たくさん蓄えて大人になっていきます。
人生脚本とは、自分の意志とは関係なく
環境からの刷り込みによって構築された
偽りの自分の脚本とも言えるもの。
無意識がいつの間にか作っていった
偽りの脚本。
これは
0歳から10歳くらいまでの間に
例外なくできていきます。
私たち人間も同じように
この話のカマスやノミのように
『刷り込み』を無意識領域に
たくさん蓄えて大人になっていきます。
0歳から10歳くらいまでの間に
例外なく構築されていきます。
なぜなら、
両親にとって、そして社会の中で
その家の子として、社会の中の人として
安全でいるために
否応なしに刷り込まれることもあるから。
もちろん、両親だって人間として未熟ですから
自分の価値観の中で育てようとして
無用な刷り込みを無意識に子供へとしてしまうことも
ゼロではありません。
未熟であるが故に起きたり
両親もまた人生脚本の呪縛の中にいたままだったり
あるいは
子供の安全のために良かれと思って言ったことだったり
こういったことが自分に限界を作って
本来の自分を生きにくくしてしまうのです。
これもまた、魂の企画書・ブループリント
においては必要なプロセスではあるのですが
そこに至るまでの道のりは
人によっては非常に厳しいものだったりします。
だからこそ、自己探究・自己分析・自己認識って
自分らしい人生をよりよく生きていくために
大切になってくる。
そしてそこでの気づきは大きなギフトになります。
自己分析ツールでも難しい
無意識のことは自分ではわかりません。
一人で向き合おうとしても気づいていくのは難しい。
自己分析のためのツールで、たとえば
占星術のホロスコープや
算命学や四柱推命のような
私のセッションであればノーブルサイエンス
のような、統計学的なものの場合は
客観的なデータを提示することになりますので
無意識の刷り込みについての影響は出にくい。
ノーブルサイエンスでたまにあるケースでは
データの解析時に(まだお会いしたことのない方の場合)
「こんな感じの方なのかな〜」
ってイメージすることがあるのですが
実際お会いして全然違ってることがあって
でも解析を受けてしばらくして
本来の自分を取り戻して生き生きとされ
生き方がガラッと変わられていく方が多いのです。
「あーやっぱり無意識の刷り込みからできた
行動パターンや思考パターンが邪魔をしてたんだな」
ってわかります。
ところが、
声や視覚といった五感を通して行う
ツールやメソッドによる自己分析の場合、
無意識へ刷り込まれた情報の影響が邪魔をして
正しくその人の本質を分析するのが
難しいのではないかと思うことがあります。
もちろん、こういったツールは
断続的に何度か受けていくうちに変わっていったり
自己認識のためのセラピーなんかと
合わせていくのにはいいと思いますし、
その時々のコンディションチェックにとても役立つと思います。
ツールによって使い分けていくといいですよね。
右脳と左脳の両方から
私がお送りする『人生脚本手放しのススメ』講座は
まさにこの無意識への刷り込み、洗脳といったシステムを分解して理解し、数々のケースを紹介。
そして、右脳と左脳の両局面から
自己認識につながるワークと講義を
ミルフィーユ状にして
気づきと理解を促していく内容です。
その流れも内容も、
気づきが起きやすく、
咀嚼しやすいプログラムなのです。
今期から【全3回】で
ゆったりと学びを進めながら
講義とアートセラピーはもちろん
ヒーリングや瞑想も
取り入れてお送りします。
10月から新体制でスタートします。
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自分で決めて選択していく
自らの答えを導き出していけるナビゲーターを育てる講座各種