マドモアゼル・愛
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「私たちはこの世がすべてという思いの元に、現実の重要性を説き、その中でいかに有意義に生きるかと頑張ってきました。 幸福を求め、願いを達成させ、人よりも抜きんでていきたいと、大勢の人が頑張っているわけです。 一重に、この世に意味があると思っているからにほかなりません。しかし、もしも、この世に何の意味もないとしたら、一体どうなるのでしょう。 昔から人生を説き、命を見つめ、哲学を成してきた者が、共通して語る内容は不思議と一致しています。武士道では、生きる目的は死ぬことであり、プラトンはイデアという本物の世界があり、非物質的な永遠の実在、それが真実であり、イデア抜きで真の知はあり得ないと。イエスもこの世のことで人を励ますより、「安かれ」と人を慰めました。 日本にも特有の美学が存在します。お役の済んだ者はすみやかに退く、そうした美学です。 私たちが言うところの幸福や成功や達成や良きことは、そのほとんどが三次元の現実の話しですが、それとは別の、三次元の物質世界と異なる視点から見た真実があるというのです。 三次元が目に見える物質世界ならば、それは、さらに下の次元からしかつくれませんので、二次元が何等かの刺激を受けて表出したのが、３次元であるとも捉えられます。 大元は２次元なのに、私たちは消えていく３次元にこだわります。そして哲学や昔の智恵は、共通して目に見えない、世界を語り、生きることは死ぬことが目的とまで喝破します。 今、私たちの地球も時代も行き詰っています。三次元的やりくりでは何の問題も解決せず、もう無理であることが露呈しつつあります。今、私たちに必要なのが、大元に戻ること、大元の意識に戻ること、武士道、イデア、二次元世界と言ってもいいでしょう。 すべては二次元からもたらされます。すべてはイデアの映しとして存在しています。生きることの意味は死ぬこと、、、、そうした哲学がすでにあり、私たちは長い間、そのことを忘れていたわけです。そして今、それが必要になっているように思います。