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聴覚障害とは、先天的または後天的な原因によって音が聞こえなかったり聞こえづらかったりする障害です。

 


聴覚障害者は、耳が聞こえない、または聞こえにくいだけでなく、様々な生活のしづらさを抱えています。

周りからは理解されにくいですが、想像を超える大変さを抱えて生活しています。


そこで、聴覚障害者の理解を深めたく、当ブログを書くことにしました。

 

 

今回は第8回目です。

 

 

8 聴覚障害者にとって家族等の関わりが大切
(あくまでも、『そういった傾向がある』程度でお読みください。)


以前に比べて、聴覚障害に対する早期発見・早期療育等が進化していますが、家族の関わりは、言語獲得に大きな影響を及ぼす傾向にあります。


普通の学校教育であれば、学力を塾等がフォローするところですが、ろう教育をフォローする塾等がないからです。


家族の関わりの例をお示しします。


『ろう者・ろうあ者』は、文章の概念が十分ではない上、ろう学校では、『口話』学習に時間を要するため、通常の国語が大変遅れがちです。


そこで、家族が、国語ドリル等を教材にして漢字の読み書き、接続詞、長文読解等を教えます。


また、ろう学校では、発語の学習時間が十分でなかったため、家族の前で、何度も声を出して、国語の教科書等の『読み』をさせます。
最初はほとんど声が出せませんが、徐々に適当な発声になり、さらには微妙なイントネーション等も修正されて、きれいな日本語を発することが出来るようになります。


実際、先天的な『ろう者』の中で、言いたい事を『手話』にしながら、同時に、声にも出しながら説明する方は、少数になります。


ある感動した例です。


かつて複数の『健聴者』とお酒を飲みに言った際、若い『ろう者』も一緒でした。
彼への配慮不足を反省するところですが、2次会ではカラオケボックスに行くことになり、彼もついてきました。


彼の父親は、聴覚障害をもった我が子のために、適切は『ろう環境』を求め、遠方に引越す程、教育熱心な方でした。


そんな彼は、カラオケボックスでは若い世代に人気の曲をリクエストしました。


彼は全く耳が聞こえませんが、順番が来ると、普通にマイクを取って、多少、音程が外れたり、歌いだしのタイミングがずれていましたが、1曲歌い切り、満面の笑みを浮かべていました。


恐らくは、聴覚に障害のある子どもが、『健聴者』と一緒にカラオケに行っても寂しい思いをしないよう、父親が何度もカラオケに連れて行き、画面に流れる背景や歌詞を見ながら、どのタイミングで歌い出すか等、何度も訓練をしたと思います。

 

自分の声が聞き取れないので、音程の高い低いが分からないところを、父親が例えば「もう少し高く」などと言いながら訓練した賜物と思います。


あくまでも一つのエピソードです。

 


聴覚障害者の努力だけでは乗り越えられない部分を、家族をはじめ周りの方が支えることは、聴覚障害者にとって大切になります。


聴覚障害者の理解を深めたく書き進めたブログは以上となります。

Vol.1~8まで、書いている内容は、聴覚障害者の全員に当てはまるものではなく、あくまでも傾向を知ってもらえたらとの思いを込めて書きました。

 

 

仕事上、聴覚障害者と接する機会がある方、街中で困っている聴覚障害者を見かけた方、もしくは、大地震等により、避難所等で聴覚障害者と生活を共にする方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

プライム行政書士事務所 – 障害福祉サービス事業所の開設から運営まで、また、障害者にかかる様々な悩みをワンストップで解決します。 (shougaisupport.com)

 

 

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 行政書士 葛貫博之
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