年越し泊まりがけで、山梨の七面山登山してきた。
12月31日5時起き。
知り合いになった方々と行く予定だったが相次いで風邪引いたというので私も中止したが、切符も買ったし、七面大明神に興味もあったので、私一人で行ってきた^^;。
というのも、このご神体の縁日、「19」。
私の周りで頻繁に出現する数字。19。
行くでしょう。これは。
バス停留所からさらに登り口までタクシーで約30分。
たまたま同じ停留所に降りた人に話かけ、3人ワリカンで登山口までタクシー同乗。
そのまま登山開始した。
が、それぞれの速度で歩くことになり、ワタシャ頂上3時間40分で到着。
七面山とは、一本の木から3体のご神体がつくられた、七面大明神をまつるお山のこと。京都にお嫁?いりしたご神体もいる。
七面山は龍神をまつるお山で、1の池、2の池、3の池と、お山の頂上に池もあり、宿泊先は敬慎院。お寺の隣りに大きな池が広がっている。
頂上の池は片道50分かかると聞いて、夕食も30分後ということから、お寺の隣りの池だけ見て夕食。そしてご開帳。
標高2000m近い山の夜、マイナス5度は軽くまわっている。
大部屋にはストーブ1台。宿泊客は口々に寒いを連発。ストーブをひとつ増やしてもらって、ふるまい酒と塩をいただきながら自己紹介やよもやま話。
除夜の鐘まえ、お坊さんの水ごり。
しぶきがバシャバシャはね、こちらに飛んでくる。
ぎやあーっといいながら、みた(笑)。
ご供物はリンゴとミカン、樽酒と、塩など。樽酒飲み放題。
木の香りが染み付いて、とてもうまい。
ワタシャ酒弱いんだが、この気温のおかげで酔いもさめやすいようで、いつもの倍は飲んだ。
標高2000m近い山。気圧も身体に合うのか、呼吸もしやすい。
除夜の鐘まで皆と話し、23時45分。鐘つき場所へ。
大きな火が焚かれ、薪をかこみながら登山者がズラリとならぶ。
快晴に恵まれ、空にも星が、ズラリとならぶ。
鐘つき百八つまでの人には記念に番号の書かれた和紙を渡してくれた。
めでたく84番目。
こちらは、身延TV 富士山からあがる太陽のライブ映像。
http://www.minobu.tv/
一緒になった方は、末広がりの88番目と、「七面山に縁のある1と9ですね」と云ったところ、91番目の人はとても喜んでいた。
朝のお勤めごんぎょうは、4時起床。
二時間近いお勤めを済ませると(床も冷たく、皆さん慣れない正座に無言の悲鳴をあげていた)、初日の出。
七面大明神のお堂の真正面に、上に登る階段。これを登ると目の前に迫る富士山。
話では、朝日が真正面の富士山山頂から上がり、一直線に七面大明神の正面を照らすらしい。
この一直線にならぶ光景が観れるのは、「ダイヤモンド富士」と呼ばれる現象が春分秋分の日になる時期のようだ。
2009年平成21年初日の出は、山の稜線右手から上がった。
後ろで一生懸命デジカメに撮ろうとする小学生くらいの男の子のお父さんが、そんなのあとでいいから、御来光は目に焼き付けるんだよ、と諭していた。
なるほどと私も納得して、携帯をポケットにしまい、目に焼き付けることにした。
力強い太陽が昇る。
暖かいですなあ~。