先日、従妹とLINEで昔の話をしていたら、小さな頃に父親が大阪ガスに勤めていたので
 阪神と阪急(今津線)今津駅南側(海側)にある西宮市今津出在家町に大阪ガスの社宅があって、そこに四年ほど住んでいたと話しました

 しかし、久しぶりに従妹が今津に行ってみたら社宅やガスタンクは姿を消していて

 毎年春の恒例行事だった社内運動会で使っていた大阪ガス今津総合グラウンドだけが残っていたと懐かしそうに語り

 賑やかなの西宮の社宅から大阪八尾市高安の社宅に移ったときには、とんでもない田舎に来てしまったと不安を覚えたと言っていた。


 たしかに山側に学校(大学)や高級住宅地が多い文教地区で海が近く、海側の埋立地は工業地帯で神戸と大阪を結ぶ大動脈の2号線を抱える西宮市に比べると

 高安は大阪八尾市の東端で近鉄大阪線の大きな車庫はあるが、ひとつ前の河内山本駅から近鉄信貴線が分岐して二駅で信貴山口のケーブルカーに至る信貴山のふもとにある静かな田舎町だろう。


 私の幼い時の記憶は断片的ですごく曖昧、なので従妹一家が転居したばかりの八尾高安の大阪ガス社宅に母に連れられて何度か訪れたはずだが

 それまで円筒形の大きなガスストーブしか見たことがなかったし夏だったから、可愛い長方形の小型ガスストーブが物珍しくて気になったという記憶ぐらいで

 従妹がはじめは西宮の社宅に住んでいたという事さえ初耳だった。




 「そんな昔のことは覚えていない」「そんな先のことは分からない」

名作映画カサブランカでリック(ハンフリー・ボガート)を訪ねてきた昔の恋人イルザ(イングリット・バーグマン)につれない返事をするシーン?
 ちなみにテーマソングのように映画の中で使われた曲が「Time goes by」(時の過ぎゆくままに♪)でした。

 従妹と話すと同じ時期に互いの記憶が微妙にズレていた、みんなでケーブルカーに乗り摩耶山に登ったと従妹は嬉しそうに話すが
 私は摩耶山に行った覚えはあったが誰といつ行ったかは覚えておらす、ケーブルカーもロープウェイ、神戸市営バス、ピーナッツやロッキードも全く記憶にございませんの国際興業小佐野賢治です?(1976)

 幼い頃の興味は出鱈目で自分本位なので記憶に欠けているところがたくさんあって、他の人の記憶や時期と上手く繋がらないことが多いみたいです

 だから、大阪ガスの総合グラウンドやガスタンクについてググり、自分の記憶と地図や記録なとの整合性を色々と探りながら漁ってみた。




 グーグル地図で見ると大阪ガスの社宅があった今津出在家町付近は、広い駐車場を持つ焼き肉屋やしゃぶしゃぶの店になっていました。


 大阪ガス今津総合グラウンドも球形や円筒形のガスタンクは撤去され、野球場やテニスコート、赤いアンツーカーの本格的な陸上競技場兼、競技場の中央はサッカーやラグビーに使えるグラウンド、そして体育館まで備えるという立派な施設になっている。
 大阪ガスでは文化活動として社会人野球の硬式野球部や陸上競技部、柔道部などがありX(ツイッター)にも「DaigusGroupSports公式」というアカウントを持ち、社会人野球や陸上競技(駅伝、長・中・短距離走他)の試合成績を小まめにツイートしている
 また、Xやインスタグラム、フェイスブックなどにも複数のアカウントを持っていて大阪ガスの海外事業なと色々なことを発信していた
 こんな大世帯だから、文化活動の各種スポーツにも各地に本格的な施設を必要なのでしょう。




 西宮市のデジタルアーカイブには海岸部の護岸工事や埋め立ての様子がまとめてあり、そこにガスタンクが4基並んでいるのが、小さく写っていたので拡大してみました。