6月下旬、関東地方も梅雨入り。みなさん、いかがお過ごしですか。


先日、明け方に目を覚まし、ぼんやり部屋を眺めると、少し上に開けた窓の隙間から、朝焼けの光が映写機のように射しこんで、反対側の壁にオレンジ色の帯を作って映っていました。

こんな日は晴れなので、涼しい時間帯を見つけて、ポタリングすることにしました。


自転車で街中を抜けると、いっきに視界が開け、田園の向こうには大きな空が広がっています。車の多い幹線を避けて、のんびり田園を走れば、6月の音が聴こえてきます。


この時期、田んぼの稲は、すくすく育つために水をたくさん吸い上げるので、水が大量に必要です。
田んぼ脇のポンプ小屋で汲み上げられた水が、ゴボゴボと音をたてて水路に落ち、下の田んぼに流れて行きます。
道を挟んで少し高い所にある田んぼには、パイプを通してU字溝の中に水を落とし、流れて行きます。
しばらく立ち止まり、水の落ちる左右からのゴボゴボ音をステレオサウンドで聴いちゃいました。

水の張られた田んぼでは、サギたちが群れています。
他の鳥たちの声も聴こえてきますよ。

今回のポタリング先は、隣町にある図書館「加須市立 童謡のふる里おおとね図書館(ノイエ)」です。

おおとねは、加須市になりますが、旧大利根町で、「たなばたさま」で有名な童謡作曲家の下総皖一の故郷です。

図書館は、雑木林で囲まれています。
図書館を外から撮影。

手前の移築された古民家が児童図書室。右奥にあるのが一般図書室です。


図書館で読書タイムして来ましたが、館内は撮影禁止なので、加須市のホームページより写真をお借りしました。
一般図書室のモダンな木の梁、そして突き当りのガラス壁の向こうには、竹林が広がっています。
児童図書室は、古民家の木の梁が良い感じです。座敷では読み聞かせなどされているようです。
木を主体としたこの図書館は、自分の理想とする図書館に近い存在です。
我が家にも、秘密基地のように理想の図書室があったら素敵なのになぁ。(^_^;)
 
今、聴きたいサウンドは、
Fabiano Do Nascimento  O Tempo