ポタリングと同じくらい、街歩きが好きです。

でも、街歩きをしながら感じるのは、少しづつ変わる街の風景。少し前まであったはずの店も近くに大型店が出来て人の流れが変わり、気がつけば無くなっている。


小さな頃から街歩きでは、お店のショーウインドーを眺めるのが好きでした。
写真館のショーウインドーには町の歴史を刻むように、昔の風景写真や大判カメラが飾ってありました。おもちゃ屋さんには流行のおもちゃ、時計屋さんには掛け時計や置時計、それから腕時計も飾ってありました。
夕暮れ時を過ぎると店内に明かりが灯り、ショーウインドーの中も明るく映えて、飾ってある商品がキラキラと輝いて見えました。

子供の頃、昼間、突然の雨に店の軒先で雨宿りをしていると「雨が止むまで店の中に入んな!」っと店の中に入れてもらって、靴屋さんでは革修理、時計屋さんでは時計修理の様子を見せてもらった。レコード屋さんではソノシートをもらったこともあります。
塾帰りにお肉屋さんで揚げたてのコロッケを買って、紙袋からちょこんと出して食べながら帰りました。そんな商店街の懐かしいお店があった場所は、更地になって、残っていてもシャッターが下りている。

先日、東武動物公園駅の東口側が再開発と聞いて、子供時代を過ごした宮代町を訪ねてきました。そして再開発で更地になる前に懐かしい純喫茶に寄ることが出来ました。

お店の名前は「ティーサロン すみれ」。
懐かしい先割れ文字で書いてある看板が目印です。


お店のある2Fに階段で上がると、振り向けば、味のあるステンドグラス。
お店の入り口の看板も良い感じ♪
ドアを入ると懐かしい純喫茶の風景が広がっていました。このレトロモダンな感じ、令和な時代にも残して欲しい世界なんだけどなぁ。
注文したのは、アイスコーヒー
そして、焼きスパゲッティ(しょうゆ味)
昭和レトロな純喫茶が好きな方は、お早めに♪