相変わらず年賀状のシルクスクリーンの版画を。
奥さんと二人三脚で進めています。
私は椅子に座ってインクを捏ね、スキージというヘラで年賀状に色をのせていく。
奥さんは、20枚立てかけて干してある年賀状のスタンドが一杯になるたびに移動する。
バックグラウンドのCDが終わるたびに変え、コーヒーを入れてくる。
そばで、よもやま話をする。
シルクスクリーンのちょっと詳しい話を。
ハガキぐらいの大きさの印刷物の場合。
多色刷りで版を何枚か作るのだが色の数だけ版を作るのは大変。
で、ひとつの版で複数色を。
この版で3色刷った。
下の印刷後の所はインクが漏れぬよう刷り終わったところはセロテープで塞いである。
上の右の白っぽいところが2色目の印刷中の所。
注目したいのは上の左の印刷前の所。
次に印刷に使うのでセロテープで塞いであったのだが剥がして使える。
このごろわかった事だが、セロテープで塞いだぐらいで版は壊れない。
その他インクを紙に刷りこむために使用するスキージ。
インクの刷る面積によってスキージを切って大きさを変えて使える。
これも何回かやってみて使いやすさが判った事。
シルクスクリーンは謄写版と原理は同じで「かろうじて年配者は判るんだなぁ」と修行人



