今、年賀状の、準備してる。版画の一種で、シルクスクリーン。知らない人に説明すると昔の謄写版の原理。
蝋紙(ろうがみ)に、鉄筆で文字を書くと、その部分の蝋がとれ、上からインクでこするととれた所だけ、下に抜ける。
プリントごっこみたいなもの。今までに説明して、すぐ理解した人は、いない。益々、解からなくなるみたい。
インターネットで、調べた方が早いと思う。
今年で32回目。32年続いたと聞いたら、ものすごい大ベテランを、想像するでしょうけど大したことない。
本を買ってきて見ながら始めた。うちのが美術専門学校卒だったけど、シルクは、手伝っただけでしてないと。
年賀状だけを年いっぺん挑戦なので、なかなか上達しない。毎年失敗があり、試行錯誤が続く。
うまくいかないし、うちのは役立たずだし・・・・・・・。うそうそ え~お手伝い大変感謝してます。
癇癪おこして「こったらもの、やめた!」途中で放り投げる。しばらくして頭が冷えた頃、再挑戦をうながしてくる。
しぶしぶ従う。毎年このパターン。さすがにこの頃は、要領はよくなり重大な失敗も無くなった。でも
手伝いながらこうだったと愚痴る。そしていかにダハンコキ(駄々こねる)の夫を御したか話に自慢が感じられる。
それも毎年。うんざり。 おれは重犯罪人か・・・・・・。毎年のお手伝い感謝してても。
これが1979年に初めて作ったシルクスクリーンの年賀状。結婚した次の年の正月。
オタモイ海岸。住所、氏名まで刷り込んでいる。5色刷りなので5枚の版が必要。
その後、少ない色数でいかにいろいろ表現できるか悩み試してきた。が、
写実は、好きで追及しょうと思うが、デザイン的なものが苦手。イラストがうまくない。そこで
2001年から考えを変えた。苦手なら仕事の量を増やせと。版を増やし結果色数を多くした。それが下の年賀状。
それでもうまくいくときと、満足できないときがある。時間かけて考えればいいというものでもないし。
妻への感謝を堂々と述べる修行人
