2023年10月9日(月)     スイス最終日=絶望感


今回は最後を飾り?!

「海外旅行で絶対やってはいけないこと!」

絶望的な恐怖のドキュメントです………


2023年10月8日(日)    移動日

山観光も終わり、無事チューリッヒに戻りました。

グリンデルワルトからの列車もトラブル無し、

時間あったので、スイス国立博物館も見学、

ホテルがチューリッヒ中央駅から遠いので、

トラムに初乗りして無事着いた。


ホテルは「レオナルド ブティックホテル」

やはり狭いが、朝食は良かったです。


2023年10月9日(月)    帰国日(日本は祝日)

ホテルがトラムの空港までのラインにあり、

チケットを買います。


空港までのチケットを買うカミさん、
購入した一時間チケット。
空港まで約30分、混んでなく乗れました。
あとで、この発行時間が大事になります。

✳️以下、ドキュメント風です。
私は絶対そんなことは無い!方はパスして下さい。
長いです。

◼️チューリッヒ空港(帰国)

空港に着いたので一服しようか、11時くらい。

タバコはっと・・・

「無い~、バッグが無い!!」


瞬時に気づきました、、、

乗ったトラム(市電)に置き忘れ!

パスポート、スマホ、航空予約券・・・全部…

頭の中で次々と消滅して行きます…

代わりに「日本領事館」が頭に浮かびます…


そう言えば、空港かどうかわからないので

カミさんが運転手に確認して、空港だとわかって

慌てて降りちまったな、、

いつもは首掛けにしていたのに、トラム席が

狭いので、外して席に置いたな、、

後の祭りです(呆然)


トラムの空港駅にとって返します。

この先にもうひとつ駅があったから、

引き返して戻るはず。


来たトラムの運転手に「バッグ ロスト!」

叫ぶと「知らないね~」みたいな素振り、

2台目の運転手にも同じく確認、

何か無線で問合せてくれて「無いね~」みたいな

(本部に遺失物確認してくれた?)


終点に事務所があり、確認できる?

反対側からトラムに乗り終点まで行こうか。

車内はガランドウ、誰も乗ってない…


ひとつ先の終点駅に着くとガラン、事務所は無い…

運転手に「事務所はないか?」聞くと

反対側を指して「あれに乗れ」みたいに言う。

(チューリッヒ駅の事務所へ行けだった?)


あとで見ると、終点はこうなっていた。
Frachtが終点駅、その先でぐるっと回って折返す。
(このときWifi無しで見れません)

事務所も無いので空港駅に戻ります。
こうなったら緊急連絡!


日本時間は18時半くらい、まだ開いている、
カミさんが東京窓口へ電話、繋がりません。
国際電話を忘れてた、+81(日本)をつけると出た!
「イタリア支店に電話して指示を受けてくれ」

イタリア支店に電話(これも国際電話)
ありがたいことに日本語対応(実際はスイスの人)
「トラムの時間から、交通局に確認してみるから
30分後に電話する」

最後にカミさんに言われたのは、、
「こういうケースはまず戻ってこないので、
奥さんだけで帰る準備はしておいて下さい」

覚悟はしていたが、やはり領事館か、、
いつ日本に帰れるんだろう?
カミさんから一応、カードと日本円を貰う。
飛行機は16時40分、
カミさんとも今生の別れか?

駅前広場でタバコを吸いながら、今後について?!
あれこれ話し合う。
思わず「今日までありがとう」と言いそうになる…

30分くらいで、イタリア支店から電話あり、、
カミさんが日本語でやりとり、どうなった?
カミさんの顔が明るい!

「見つかって、一時間くらいで空港駅に来るって」
「え~!あったの~!!」思わず叫ぶ!
遺失物預りでトラムの運転手が運ぶと言う。

支店の人は一時間と言ったが、既にチューリッヒ駅
を出ている可能性がある。
何本か見逃しているので、折返しトラムに
カミさんが「バッグ ロスト」を言ってみる。

4,5本目の運転手とのやり取りが長い、、
オレを手招きする。
運転手がおもむろにパスポートとオレの顔チェック
ニッコリとオレにバッグを手渡す、、、

「マイバッグ レスキュー サンキュー!」
意味不明だが、運転手には通じたみたい?!
軽く手を挙げて発車して行く。

10分くらい待ってもらった乗客の皆さんには
申し訳ありませんでした。
トラムに何度も手を振ってから、
「奇跡だ~!!」
叫んでました。


遺失物預り証がしっかりついていました。
(運転手が渡す時に千切った)
12時半くらい、一時間半で戻って来た。

カミさんがイタリア支店に、ありがとう電話、
「良く見つかりましたね~良かったです」
奇跡を一緒に喜んでくれました。


置き忘れ失態はもちろんダメですが、
あとで考えると、いろいろ気づきました。
⚫置き忘れに気づいて、直ぐに折返しトラムの
チェックした2本目の車内にまだあった。
運転手が置き忘れトラムの運転手であり、
終点の仕組みがわかればそうしたが、
運転手とだけ話して、車内を見なかった。
(運転手は終点で降りない、車内チェックしない、
運転席を入れ替えないでそのまま折り返す)

⚫チューリッヒ駅↔️空港のトラムだった。
空港から乗ったのは、ほとんど観光客であり、
たぶん最終チューリッヒ駅で遺失物として
運転手に渡した?!
これが行先不定のトラムだと一般人も乗るので
保証できない?!
また、スイス鉄道に乗っていたら、空港も通り
越して行くので行先不明?

⚫現地対応(旅行社)
イタリア支店の動きが良かった。
直ぐトラムの交通局に連絡とって遺失物確認、
空港行きトラムの運転手預けにしてくれた。
日本では時差もあり、ここまでの対応は取れない?!
この点では、緊急対応可能な現地支店を持つ
STW社の体制に感謝です。
個人旅行だと、余程現地に明るい、さらに言語に
(英語で良いが)堪能でないと厳しいと思います。
1人でさらにスマホまで失うと絶望的です。


戻ってきたバッグを愛おしく首掛けして、
何事も無かったように出国手続きを済ませ、
搭乗待つ間に、免税ビールでバッグに乾杯!

またドーハ経由の長い飛行で成田に戻って来た。
帰国 19時。
自宅 22時。

最後の最後に絶望的な恐怖を味わったが、
奇跡的な生還を果たし、カミさんと日本にいる
ことを実感!

日本製おにぎり(シャケ、イクラ)と、どん兵衛、
ビールで乾杯したのであった。

マッターホルン、アイガーよありがとう!
そしてオレを救ったトラムよありがとう!
STW社には感謝を捧げます。

お疲れ様でした!