こんばんは。
今回カレンダー経由ではじめましての方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介させていただきますね。
12月22日担当のあずみです。
創作小説サークル「冬青」名義で約4年半、その前の合同サークル時代を含めると約7年、文学フリマやコミティアなどのイベントに出させていただいてます。ジャンルは童話っぽいファンタジーから現代ものから時代もの、プラトニックから年齢制限有まで無節操、一番書きやすいのは原稿用紙100枚(4万字)くらいの中篇、最近は百合のひとと言われることが多いですが、かわいい女の子が出せるならなんでもOKみたいなところあります。スローペースですが商業のお仕事をしていることもあります。
そんな感じで、ここから先は毎年やっている一年の創作振り返りと反省なので、ブログ読んだことないし作品一個も知らない!って方にはいきなり片付いていないお部屋にお招きする感じで無作法極まりないのですが、まったり楽屋裏をのぞき見していってくださいませ。
まず今年初めに立てた目標を置きます。
・目標枚数 原稿用紙換算300枚
・「ワスレナウタ」総集編を出す
うん(常連さんお察し)。それでは振り返りをはじめます。
☆「求めたものは」「さよなら」+ボツ1本 原稿用紙換算3枚
まやさん発行の「まぼろしの青」に寄稿。3月下旬、2日、現代もの。
「なんでもいいからゲストして~」と過去最高にカジュアルなお誘いをいただきまして、表題をテーマにした300字ショートを2本寄稿させていただきました。祝・メタル表紙踏破。まやさんも縹さんも掌編ほんとうまくて泣ける…。
「富士見L文庫×カクヨム 美味しい話&恋の話 短編小説コンテスト」投稿用。4月上旬、5日、現代あやかしもの。
レーベルさんが以前から好きだったので、応募。一次選考通過ならず。
上限文字数がきつくてオチが弱かった(グルメ性に乏しい)のが反省点。この文字数で書き込める方すごい…。
もともと私は小説キャリアをプロ志望投稿者として始めた人間なんですが、すっかり投稿サイトからエントリの時代になってしまいましたね…。仲間に手の内どころか読者さんからの反応の全体順位まで丸見えのつらい時代…(笑)。メンタル強くなろう。お、応募してるの見かけたら応援してねっ!
ひとつ上の続編としてWEB公開。5月中旬、9日、現代あやかしもの。
キャラに愛着がわいてしまったのと、季節もの(1年12話構成のつもり)・群像劇・短編連作の練習がしたかったので。この話はキャラ紹介に必死でテンポがいまいち。反省…。
1年分プロット立てたはいいのですが、本文を書く時間がなかなか…。来年こそ…!
WEB公開。5月下旬、1日、ファンタジー百合。
Twitterの空気に軽率に乗ってみました。冬青の看板作品「ワスレナウタ」に出てくるふたりです。
WEB公開。5月下旬、1日、ファンタジー百合。
Twitterの #よく聞くアーティストから自分の作風っぽいのを選んでもらう というタグで鬼束ちひろ・天野月子・cocco・宇多田ヒカル四択でアンケートを取らせていただいたら、ほぼきれいに四分割(coccoさんが一票だけ足りなくて他が同率一位)という面白い結果に。からのイメソン創作です。表題の曲、とても、好き…!
自サイト掲載の
「Angels in the miniature garden」のワンダが出ています。「ワスレナウタ」と同じ街、少しむかしのお話。
☆「イケメン若旦那は甘くとろける愛撫がお得意」 原稿用紙換算68枚
商業。7月頃、現代恋愛。
ぶんか社さまの「無敵恋愛S*girl(エスガール) 2017年 11月号」に掲載いただきました。
イベントの出張編集部にお邪魔して、ご縁をいただきました。
昔からまんがが大好きで、描いたこともありますし(でもわりと初期からまんが描きの友人の原作を頼まれていた気もする)、ぶんか社さんの、エスガールよりもうちょっとドロドロした雑誌も親に隠れてこっそり読んでいたので、まんが雑誌に自分の名前を載せていただける日が来るとはー!
とてもかわいいイラストもつけていただいて。
掲載されたのは和服の挿絵だけなんですが、キャラクターラフには洋服ヒロインの図もありまして、それが今年の旬ファッションだったことに「!」ってなりました。すごい…まんが家さんだすごい…。雑誌だ…!!
☆短歌鑑賞文 原稿用紙換算2枚
BL短歌合同誌実行委員会発行の「共有結晶別冊・萬解」に寄稿。8月中旬、2日。
山中千瀬さんの「恋というほかにないなら恋でいい 燃やした薔薇の灰の王国」という短歌を鑑賞させていただいたんですけど山中千瀬さん好きすぎて
「さよならうどん博士」も好きすぎてどうしたらいい… えっ折句すごい折句すごい、テクニカルなのに自由自在…!
「さかなのぼうけん」とかすごい百合というか百合じゃないかもなんですけどすごい女の子みが最高で、えっとなので山中作品の読みをひらけてとっても楽しかったです。
完成した御本も、ものすごく恰好良いんです…! レトロ印刷さんで、二色刷りで。中身も最高なので、お誘いくださった人に一言いいですか。対戦カードつよすぎるわ何あれもうちょっと初心者枠とかあったのと違います??(他に入れられても泣いてたけど)ありがとうございました。
☆300字ショート×4本 原稿用紙換算4枚
9月の文フリ大阪で配りたかった折本用。8月下旬、1日、ジャンルいろいろ。
ダンサーをテーマにしたものと、家電をテーマにしたものと。書きたかったから書いただけとも。(そしてレイアウトする気力がなかったので未公開)
WEB公開。8月下旬、各1日、ジャンルいろいろ。
Twitterで楽しそうなタグを見つけたので。ふぁぼしていただいた残り12名、忘れてはおりませんので気長にお待ちいただければ幸いです。冒頭書くの大好き。
☆お手紙折本(柳川麻衣さんとの合同企画) 原稿用紙換算7枚
9月の文フリ大阪で配布&11月の折本フェア参加のフライヤー用。9月上旬、2日。
小説というかなんというか。お手紙。「公開とかしないから~」ってあずみをそそのかして書かせました。自分をだまし討ちにかけちゃいけないけど、かかる方もちょろすぎる。
☆「風船と鍵穴」 原稿用紙換算106枚
柳川麻衣さんとの合同誌「Wedding Invitation」用の原稿。9月~10月、約2カ月、現代もの社会人百合。
かかった時間からしてとても苦戦したようです(あんまり覚えてない)。多分当初の計画だともっと長くなりそうだったんです。1.5倍くらい。時代ものを半分くらいの枚数で書けたこともあるんだけど、ふしぎなくらい、どれだけ書いても「説明しきれない…!」って感じで、「現代」の話なのに。去年のざばあんそろ用より長いって。ふたり誌で私だけ分量が多いのは、麻衣さんのファンの方にしてみたらもう殴る、って感じだろうし、練って練って、4稿までいきました。
で、入稿後、すごく満足したんですね。これは本当に、読者さんに向かって、というのとは違うベクトル、私の中で、あるものを書ききれた、という気持ちが強くて。
ボウリングでいったら、今まで小説を書いていて、「ピンが全部倒れればいい」みたいな気持ちがどこかであったんです。いやプロットは守れるんですけど、もっと細部のイメージが、完璧に構想通りにいかなくても、ストライクが出たら(ちゃんと伏線回収して盛り上がって終わっていたら、そして読者さんが面白く読んでくれたら)いい。って。それが今回、一本だけ残った難しいピンを、狙った軌跡通りボールを転がして、思った向きに倒せた。あっうまくなったんだな、って手ごたえがありました。これは18年(ブランク含むけど)小説を書いていて初めての感覚です。
その成長はもう本当に合同相手の麻衣さんに助けていただいたな…って思います。ひとりでは書けなかった話なので。打ち合わせと称して麻衣さんとした話、まあ推しトークが多かったんですけど(笑)、悶々と考えていることや小説の技術的な課題についてもおしゃべりさせていただいて、ものすごく得るものがありました。
☆「(タイトル未定)」 原稿用紙換算66枚(仮)
情報解禁前なのでカウントのみ。
☆「贈り物」 原稿用紙換算4枚
12月上旬、1日、ジャンルいろいろ。
同人も、商業も、作品を読んでくださった皆さまに感謝をこめて。
ということで、計356枚でした。目標ひとつめ達成ですね。自分のペースがわかってきたかな。
そして目標ふたつめ。「ワスレナウタ」総集編は、今年出すことができませんでした。
改稿が、今全体で原稿用紙換算680枚くらい、文字数20万字と少しあるうちの、ちょうど進捗50%というところです。今年のうち、100日くらいはその作業に専念したはずだったんですけど、そこまででした…。
思いつめすぎ、なのかもしれません。商業で、校正をしていただくと、私の場合、長編だと、何百とか、千近いふせんが入ってしまってたんですね。誤字などは極力見直しをして送るし、表記ゆれも気を付けてはいるんですが、そもそも間違って覚えてしまっている誤用や重複表現というのは、読んだだけでは気付かないわけで。国語の成績はそれほど悪くなかったので、お仕事を始めてからというもの余計にショックで。言葉の意味を辞書を引いて覚えたのではなく、いろんなものを乱読しつつ想像で埋めてしまったんでしょうか。「生まれたところからやり直せ!(※)」って感じです、もう、本当。
※とある世界的声楽家が、日本でプロの声楽家向けのワークショップを行った際、ある方に「どこを直せばいいですか?」と聞かれて「生まれたところから」と答えたそうで… ヒィッ…って感じのエピソードですね…。言われた方の心の痛みに涙ぐんでしまいそうになりつつ、そこまで言わしめる道を究めるひとの厳しさに眩さも感じてしまうというこの矛盾…。その世界的声楽家さんが「ワスレナウタ」ダイノ先生のイメージモデルです。ミルクロクちゃんはあれでちゃんと才能あるので、この名言は使えず仕舞でした。
まあ、それで、もはや自分を日本語のネイティブとは思えないので、ものすごく単純な、「〇〇は言った。」みたいな文章以外は全部一応辞書か検索を通すというのを、見直しの際にやっているわけです、ここ何年か。表記ゆれは主に手動でつぶして、名詞に「」をつけるかつけないかも統一して…。それは商業校正も、最後は人力頼みなので、やっぱりゲラを最後まで見続けているとなにかしら出てくるわけで、もう本当に、本が出る当時は熱が出るくらい見返したんですけど、同人誌ってもう自分だけじゃないですか…。
「ワスレナウタ」の世界は大切な箱庭で、Twitterでは言ったんですけどカーテンタッセルひとつ、柱ひとつ、気になりだすと、この建築様式にこの内装を合わせるのは果たして品が良いのか? 常識外れなことをしていないか? 流行の変遷は? 主人の趣味と哲学には沿っているのか? と気になって気になって検索漬けっていう…。なんだかノイローゼみたいな文章になってきたんですけど、元気なので心配しないでください。あと、残すは旧最終巻だけで、あれはそれなりに当時も校正期間を取ったはずなので、楽になる、はず…!
こういうことをやっていると、「ばかみたい、金にならない趣味でしょ?」みたいな態度を取られることがごくたまにあるのですが(…まあ多いのはご活躍中の、ね…)、まあ実際半端でばかみたいに見えるのだろうな、どう思われてもいいです、みたいな開き直りは、身につけました。怖いものからは距離を取ろう。商業でも同人でも、読者さんと私っていう緊張関係に変わりはないと思ってます。
ただ、一作一作ていねいに仕上げたいのはやまやまなんだけど、新作書きたいうまくなりたい、とも思っているので、展開とか盛り上げとか、読者さんを巻き込めるストーリーづくりの勘みたいなのはやっぱり数をこなさなきゃこなれてこないんじゃないかと思って、それで「あやかしさんと!」という、どうにでも転がせる群像劇、文章や資料や取材に(主に時間的)コストを割かない、校正最低限、っていうWEB用作品を始めてみたりとか、試行錯誤してる感じでした2017。
まぁでも本当に楽しかったです…。7年もやっててまだとても楽しいままでありがとう創作文芸って感じですよ。「追奏リリカ」も気になってたラスト修正版同人誌を出せたし。
イベントは、
・5月東京ティア
レポ
・8月夏コミ(新刊「追奏リリカ」)
・9月文フリ大阪(折本お手紙)
レポ
・11月福岡Ado(折本お手紙委託のみ)
・11月東京ティア(新刊合同誌「Wedding Invitation」)
レポ
と例年より少なめでしたが、どのイベントでも本当にあったかいお声をかけていただいて、また尊敬する書き手さんたちにお会いできて、幸せでした。
12月、いつもならすごく一年の反省と自己嫌悪で落ち込んでしまうんですけど、今年はそうでもない。本当に、良い年が過ごせたなぁ、と思っています。来年は怪我をおそれず思い切り走れるかもしれない、という、予感が当たればいいなと、願います。
皆さまも、あと一週間ほどですが、良いお年を。こんな長い記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。来年も自分の課題をお互いがんばりましょう…!