『2000年プレミアムはどんな年にする…？』 というのが
1999年当時、私の周りで流行っていた言葉でした。
友人の間でも、
会社の人の間でも。
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今までと変わらず…の人もいれば、
新しい年だから、新しいことを始める、という人もいました。
私は後者で、何か新しいことをしたいと思っていました。
では、どんなことか？
『インドかチベットで瞑想の師を見つけて、瞑想三昧すること』
でした。
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でも、その時私は一部上場の企業で
自分の果たしたかった夢、生地のデザイナーをしていました。
しかも、人間関係もよく、残業もない、最高の職場だったのです。
上司も優しく、いつも朗らかで、大好きな上司でした。
そんなに素敵な環境なのに、
そして、知人の紹介で入社してまだ1年も経たないのに、
2000年プレミアムで新しいことにチャレンジしたいから辞めたい…なんて
到底言えませんでした。
今思えば、気の弱かった自分が笑えますが
当時は真剣に、こんな風に祈っていました。
『もし私がインドやチベットに行く運命なら、
この恵まれた会社から左遷か解雇を言われますように。』と。笑
そして、それから3か月後、
とうとうその現実がやって来たのです。
1999年12月、左遷を言われ
本当なら撃沈するところが
『キターーーー！！』と思い
会社を辞めさせてくださいと、
ようやく上司に伝えることができたのでした。
そして、2000年プレミアムの1月。
私は、念願だったインドへ旅立ちました。
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ホテルも予約せず、直観でよいところを探す。
2週間の予定もほぼ立てず、現地での聞き込みを大事にした。
瞑想の師を見つけて、瞑想三昧がテーマの旅。
2000年ミレニアムのスタートになった。
プロフィール ストーリー２に続く。