Coiffuer(se)...フランス語で美容師です。
実はあまり好きな言葉でないんです...
日本では美容師というのは悪い響きでないかもしれないですが、Parisにいる時は自分を表現する時に使いたい言葉でなかったです。
と言っても他の言い方がないのですけど...
美容師って色々だと思います。
人の髪型を作る事で、その人が輝いて見えたり、Happyな気分になれるという楽しみや、ファッションの1部としてクリエイトな仕事が出来るという考え方や、仕事として需要がゼロになる事はないとか、手に職という意味で生きていけるとか、勉強苦手だったからとか、人と接したいとか、本当に色々だと思います。
自分の場合は以前書いたように『自分にしか出来ない仕事が出来る』というのが大きいと思っています。
でも、自分が美容室で美容師として何をしたいかというと...
モデルさんは同じです。
左はVINGT ET UN VIDEO用のイメージです。
右は撮影の3ヶ月後に普通にスタイリングしたものです。
多分、左のイメージを見て同じヘアスタイルにしたいという人はまだ少数だと思います。撮影用という事もありメイク、スタイリング共にモード感と強さを少し出しているので、「これは無理...」みたいに思うと思います。
でも、右のイメージはどうですか?これならそんなにハードに感じないんでは?と思います。髪が伸びた事やモデルさんの髪質的にもクセが少しあるのもですが、エフィラージュでカットしたレイヤーには柔らかさがあるのでハイレイヤーというハードなイメージにならないです。これなら「出来るかも?ボブに飽きたからやってみよう」と思ってくれる人もいると思っています。
これが美容師が美容室で行うメインの仕事だと自分は思っています。
美容はファッションの一端を担っている仕事であり、美容師はファッションの中のモード(流行)的エッセンスをお客様ひとりひとりにカスタマイズしてスタイルとして提供するのが仕事です。
「ただいつものスタイル...」でなくほんの数%でも新しさを提供していく美容師でありたいと思っています。
例えばハイレイヤースタイルは...と思ってる方でも、自分だけのレイヤースタイルを手に入れることが出来ます。ヘアスタイルを楽しみましょう!
Keigo