後々、僕にとって大きな存在となりました。。。
つづく、、、
美容経験の無い僕が出来る事、、、
パリではサロンは完全分業制です。僕はカット、スタイリングのフロアに基本的にいました、、、当時マルブフには11名位のカット専門のスタイリストがいて、僕含めて3人のアシスタントがいました。。。(ジェロームもいました、、、)
その3人の中で自分が何が出来るか???答えはホント驚くほど簡単でした。。。
開店準備と掃き掃除でした。。。パリは朝礼とかありません。もちろんタイムカードなんてありませんから、開店までに来れば良いんです。ベテランになれば遅刻?なんて当たり前ですし、アシスタント、アプロンティ(学生兼シャンプー担当)も何の決まりもありませんから、大体ギリギリに来るんです。
なので、僕は毎日誰よりも早くサロンに行き開店準備をしました。。。別に得点稼ぎをしたいワケでなく、本当にやれる事をと思っていました。
そして、掃き掃除、、、11名のスタイリストがいましたから、結構な頻度になります、、、
他の2人より、とにかく早く掃き掃除をしようと思いとにかく、掃き掃除なら1番と思いやっていました。。。
その他の時間はとにかく、Kenzoを中心にとにかく後ろにへばりついてカット、仕事を見ていました。
そうホントに3日目位だったかな、、、Kenzoがカットが終わり仕上げをしている時に、、、
Kenzo : 「Keigo ラック持って来て、、、、」
僕 ;「。。。。。(ラックて何だろう????スタイリング剤だよな、、、)」
Kenzo : 「ラックだよ、ラック!」
僕 :「分かりません、、、、、」
Kenzo : 「スプレーだよ!!」
当時、サロンにはスプレーが2種類、ミスト(スプレーラックと表記されていた)ありました。僕は当然ミストを持って行ってしまいました。。。
結局、Kenzoは自分で取りに行きました。。。
Kenzo : 「スタイリング剤の名前位、フランス語で早く覚えろ!!!」と怒られました。。。
その日からスタイリング剤のカタログを持ち帰り、覚え、そして仕事を見ながら、ヘアスタイル、髪質にあったスタイリング剤選び、そして各スタイリストの好みを覚え、出来る限りスタイリングが始まったら用意するという事をしていきました。
もちろんソロンジュにもしました。。。他にも彼女はカット椅子に好みが他のスタッフより強く持っていて、僕はその椅子をいつも用意するようにしたりもしました。。。。
そんな事を続けて行ってるある忙しい日、、、
ソロンジュに,,,「Keigo,,,,,,,このお客さん仕上げて。。。」
本当にびっくりしました、、、まず名前を知っていていた事、そして読んでくれた事。。。
でも、あまりにも急な事、驚きとで何も分からなかった僕は「出来ない」と言ってしまいました。。。この時の事は本当に今も後悔しています。。。何でチャレンジ出来なかったのだろうと、、、
でも、たぶんソロンジュは見てくれていたんだと思いました。
ソロンジュにとっては、”誰だか分からないアジア人が、どんな人間なのか?じゃぁ、何するの?それが分からなければね、、、だったんだと思います。そして、僕がとっていた行動を見て、初めて名前が付いた人間になったのだと思います。
「言葉でも国籍でも無い、、、自分という人間、個性、そして行動があって初めて1人の人間として認められる。。。そして、その行動を良いも悪いも評価してくれる。」これは、僕にとって大きな事でした。。。
そして、「行動すれば、チャンスを与えてもらえるかもしれない、、、そのチャンスを必ず活かさなければならない」という事も同時に学ぶ事が出来ました。
この日は、僕にとってフランスで生き方を知った気がしました。
そして、少しだけマルブフサロンのスタッフの一員になれた気がした日でした。。。。。
つづく、、、、
つづく、、、
美容経験の無い僕が出来る事、、、
パリではサロンは完全分業制です。僕はカット、スタイリングのフロアに基本的にいました、、、当時マルブフには11名位のカット専門のスタイリストがいて、僕含めて3人のアシスタントがいました。。。(ジェロームもいました、、、)
その3人の中で自分が何が出来るか???答えはホント驚くほど簡単でした。。。
開店準備と掃き掃除でした。。。パリは朝礼とかありません。もちろんタイムカードなんてありませんから、開店までに来れば良いんです。ベテランになれば遅刻?なんて当たり前ですし、アシスタント、アプロンティ(学生兼シャンプー担当)も何の決まりもありませんから、大体ギリギリに来るんです。
なので、僕は毎日誰よりも早くサロンに行き開店準備をしました。。。別に得点稼ぎをしたいワケでなく、本当にやれる事をと思っていました。
そして、掃き掃除、、、11名のスタイリストがいましたから、結構な頻度になります、、、
他の2人より、とにかく早く掃き掃除をしようと思いとにかく、掃き掃除なら1番と思いやっていました。。。
その他の時間はとにかく、Kenzoを中心にとにかく後ろにへばりついてカット、仕事を見ていました。
そうホントに3日目位だったかな、、、Kenzoがカットが終わり仕上げをしている時に、、、
Kenzo : 「Keigo ラック持って来て、、、、」
僕 ;「。。。。。(ラックて何だろう????スタイリング剤だよな、、、)」
Kenzo : 「ラックだよ、ラック!」
僕 :「分かりません、、、、、」
Kenzo : 「スプレーだよ!!」
当時、サロンにはスプレーが2種類、ミスト(スプレーラックと表記されていた)ありました。僕は当然ミストを持って行ってしまいました。。。
結局、Kenzoは自分で取りに行きました。。。
Kenzo : 「スタイリング剤の名前位、フランス語で早く覚えろ!!!」と怒られました。。。
その日からスタイリング剤のカタログを持ち帰り、覚え、そして仕事を見ながら、ヘアスタイル、髪質にあったスタイリング剤選び、そして各スタイリストの好みを覚え、出来る限りスタイリングが始まったら用意するという事をしていきました。
もちろんソロンジュにもしました。。。他にも彼女はカット椅子に好みが他のスタッフより強く持っていて、僕はその椅子をいつも用意するようにしたりもしました。。。。
そんな事を続けて行ってるある忙しい日、、、
ソロンジュに,,,「Keigo,,,,,,,このお客さん仕上げて。。。」
本当にびっくりしました、、、まず名前を知っていていた事、そして読んでくれた事。。。
でも、あまりにも急な事、驚きとで何も分からなかった僕は「出来ない」と言ってしまいました。。。この時の事は本当に今も後悔しています。。。何でチャレンジ出来なかったのだろうと、、、
でも、たぶんソロンジュは見てくれていたんだと思いました。
ソロンジュにとっては、”誰だか分からないアジア人が、どんな人間なのか?じゃぁ、何するの?それが分からなければね、、、だったんだと思います。そして、僕がとっていた行動を見て、初めて名前が付いた人間になったのだと思います。
「言葉でも国籍でも無い、、、自分という人間、個性、そして行動があって初めて1人の人間として認められる。。。そして、その行動を良いも悪いも評価してくれる。」これは、僕にとって大きな事でした。。。
そして、「行動すれば、チャンスを与えてもらえるかもしれない、、、そのチャンスを必ず活かさなければならない」という事も同時に学ぶ事が出来ました。
この日は、僕にとってフランスで生き方を知った気がしました。
そして、少しだけマルブフサロンのスタッフの一員になれた気がした日でした。。。。。
つづく、、、、