1. たまたまYouTubeで、winnyの作者金子勇氏が急性心筋梗塞で43歳で亡くなっていることを知った。他人事とは思えない。私も昨年43歳で心筋梗塞になったが、生きている間に病院に行ったので生き延びた。あと何年生きるか分からないが、特に後遺症もなく、今は普通に生きている。筋トレと散歩をしているせいか、以前より体調は良いと思っているほどである。

心筋梗塞はなんの予兆も無く、突然来る。しかし、合併症がなく他に悪いところがなければ、生きている間に病院に行くだけで普通に治る。間に合うか、間に合わないかだけが問題である。この病気は時間との戦いで、「早ければ早いほどよい」と医師にいわれた。皆さんにお願いである。経験のない痛みが一度でも心臓に走ったら、すべての仕事をほっぽり出してすぐに救急車を呼んで欲しい。

たとえ、一旦痛みが治まったとしても、私のように念のために病院に行って欲しい。心臓は大事な臓器なので、一度でも痛むというのはどこかに異常があるはずだからである。「痛みが引いたから大丈夫なんだろう」は危険思想である。いや、死想というべきか。風邪のように安静にしていると治るだろう・・みたいな常識は心臓には通用しない。県外にいるから、とか重要な仕事をやっていて今抜けられないから・・などと考えている場合ではない。仕事はあなた以外の別の人で替えが効くが、家族は替えが効かないのである。もし病院に行って何もなかったら笑い話で済む。それでクビになったとしても、死ぬよりよほど良い。とにかく40代で死んではならぬと思う。あなたを育てた親も師匠もいるはずである。彼らより先に死んではならない。

かかる科は「循環器内科」である。ただたとえ循環器じゃなくても内科で心電図を撮れば一発で分かる。救急車の車内でも多分分かる。私は7月16日が誕生日なので来月で44歳になる。貧乏でどうしようもないが、たまに授業もあるし、生きていて良かったと思う。

ちなみに2006,2007年くらい、私の人生の中でwinnyは「アニメを見るツール」として役立った。テレビの受像機が無くてもアニメが見られるので大変重宝した。なぜこの時期私がアニメを見ていたのか、というと、生徒と話をするためのツールだったのである。アニメの一つも見ないで年の離れた中学生と一体何の接点を持てというのか。仕事の一環だと思ってアニメを見ていた時期があった。そんな若き時代が私にもあるのである。

2. 疲れているのだろうか。お料理を作り、朝の雑用を一通り済ませ、ようやくデスクに座った時のことである。10時くらいだろうか。シャーペンに芯を入れようとしたら、なぜか芯がいつもの場所に見当たらない。芯は頻繁に使うのでデスクの下に置いてあるのだが、この場所になぜか芯が見当たらない。おかしいな・・と思って一通り探した後、デスクに戻ると、いつもの場所に置いてあった。なぜか視界に入らなかったようである。こんなことは初めてである。

3. 今度はサイエンス社の多変量解析入門という本を読み始めた。ここの「単回帰分析」と「重回帰分析」という章だけ計算してみようかと思う。というのも、この本は数式ばっかりの小難しい本である。私は昔からこのような「数式ばっかりの本」の方が意味が分かる。この本は線形代数の章があるくらい、ガチの数学の本である。どんな展開になるのか、楽しみである。

昔、naistのボスに出会ってすぐの頃、ボスに量子力学の本を一緒に読んでもらっていた。その時、読んでいた本はJJサクライという線形代数っぽい本だった。ボスが私が数学科の出であることを考慮して、この本を選んでくれたようだ。通常物理の人はあまりJJサクライなんて読まないみたいだったが、私には丁度良かった。もうちょっと物理を続けようかと思ったくらいだった。「わかる」という経験は大事である。

その後読んだファインマンの熱力学はパッパラパーで、大変苦労した。もう当時も今もファインマンと聞いただけで読む気が失せる。数学科と物理科のギャップは大きいのである。

4. 今日の晩御飯には冷凍のししゃもを焼いた。子持ちししゃもは好物なので、コープで買って冷凍しておいたのだ。しかし、食べても食べてもどこにもプチプチの卵がいないのである。たらこや数の子のようなぷりぷりな食感がない。そこでようやく自身の勘違いに気づいた。私が買ったのはただの筋肉質なシシャモであったのだ。おいしいことはおいしいが、子持ちではないことに心底がっかりした。

5. 今日も病院に行く。母は今日も食欲がなく、起きてはいるがベッド上でぐったりしていた。痛みのせいで夜寝られなくてつらいそうだ。リハビリはなんとかベッドの上でやってもらう。太ももが痛くて、足を伸ばすことすらしづらい。耳がわんわんするようで、明日もまた耳鼻科に行きたいとリクエストしていた。

 

本日の塾長飯:じゃが芋とベーコンのあさりバター風味炒め(最後のコープの食材、まずくて残した)、子持ちでないただのシシャモ